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(回答先: 【青森県六ヶ所村】再処理工場 試運転延期の方針(NHK) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 11 月 20 日 09:58:03)
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20081121140809.asp
2008年11月21日(金)
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六ケ所・再処理試運転 3度目越年へ
日本原燃が六ケ所再処理工場の完工時期を二〇〇九年一月に延期する方針を固めたことで、試運転(アクティブ試験)は三度目の越年が確実となった。工場の償却資産に関する固定資産税収入を見込んでいた六ケ所村と県は、またもお預けを食う形に。実施中のガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)製造試験も、安定して固化体をつくる状況にはなっていない。地元からは「さらに完工が延びることも十分あり得る」との声も出ている。
再処理工場の機械や装置は、年内に試運転を終え、国の使用前検査に合格すれば、〇九年度の固定資産税の課税対象となるはずだった。初年度分の収入額について、村は約二十億円を見込んでいた。
戸田衛副村長は「まだ延期について(原燃から)連絡は来ていない」と前置きした上で、「来年度の予算編成では(固定資産税を)最初から見込んでいない。来るかどうかはっきりしないものを当てにはできない」と話し、試運転が越年しても予算編成に影響はないと強調した。
ただ二年連続で税収が繰り延べになることについては、「影響がないと言えばうそになる。長期計画を立てて事業を進めているから、(税収が)遅れれば長期計画にも多少遅れが出る」と語った。
一方の県は、条例で初年度分の固定資産税を九割減免することにしていることなどから、影響は数億円程度にとどまる見通し。県総務部は「財政の中期見通しでは、再処理工場の本格操業に伴う固定資産税収入は見込んでいない」としている。
同税は本来、市町村税だが、大規模な償却資産の場合、市町村が課税できる金額を超える部分については、県が課税する仕組みになっている。
実施中のガラス固化試験は、二十日現在も溶融炉にたまった金属(白金族元素)を減らす作業が続けられているが、状況は改善していない。このまま改善しなければ、炉内の溶融ガラスをすべて抜き取る必要があり、その場合試運転の終了は大幅に遅れることになる。
こうした状況から、六ケ所村議の一人は「来年一月というのは“努力目標”だろう。二月、三月と延びることも十分あり得る」との見方を示している。