★阿修羅♪ > 議論28 > 480.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【天風語録】
「心の態度が積極的になると、はた目から見て不可能だと思われることを、その心の強さというものが、可能にしてしまうのであります。つまり、心の力が不可能を可能に逆転せしめちまう。
平素の人生に生きる場合でも、できるだけ自分の心を強くもつ努力をすることです。否定的観念や、あるいは消極的な考え方はどんな場合があっても絶対にもっちゃいけない。万物の霊長たる自分に…敢然たる信念が断固として必要なのであります」。
「消極的な言葉を使わないようにするには、どんな場合があっても、不平不満を口にしないこと。これが大切なんですよ。結局、人生は心ひとつのおきどころですもの。暗い考え方でものを見れば、どんな場合でも喜びと感謝は感じられません。感謝を先にするということを忘れちゃいけない。極論すれば、病があろうが、運命が悪かろうが、それを感謝と喜びにふりかえるのです」。
「ヨガの哲学の中にね、『身に病ありとしといえども、心まで病ませるな。運命に非なるものありとしといえども、心まで悩ますな』という教えがあるんですよ」。
「少なくとも今から3、40年前に青年期を生きていた人には、その当時の人間の心と今の人間の心と比較してごらん。野蛮人だと思うかもしれないほど心が強かったろう。今の人間、なんと気の弱い人間の多いその証拠には、…」。
「人間はやっぱり、始終感謝の気持ちを頭の中にもって生きるということ。そうすることで、不平不満というものはなくなる。感謝の気持ちを知らないで生きてる奴は罰当りだ。
苦を苦としないで、苦をなお楽しみにするところに天風教義の本領はあるんだから、それもこれも意志力が煥発しないとうまくいかないんですよ。この意志力は霊魂から出てくるものだ。
熊沢蕃山翁の歌は、要するに、苦しみを楽しみにふりかえようとする気持ちがこの歌になっていることを考えてごらん」。
「だから、今日から、たとえ体がどうあろうと、運命がどうあろうと、いいか、すべてを感謝にふりかえてごらん。そういう純な尊い気持ちになりなさい。
苦しみが多く悩みが多いから人間の世界。そして苦しみが多い、悩みの多いなかに生きて、心がそれに少しも引きずられないで生きるときに、人間の生命の本当の光明というものがある。
多くの人々は、感謝を先にすると同時に生まれてくるという宇宙真理をややもするとおろそかにして、その反対に、喜びを先に感じなきゃ損じゃないかと、こういうふうに考えるからいけないんだよ。いつもこれを本末の転倒と言っているだろう。天風のほうは違うんだ。感謝のほうを何ものにも先に支払っておきゃ、自然と喜びはくるというんだ」。
(ヤブ)
厳しい時代生き抜いていく人生哲学の一端を披露したんで、社会悪に目をつぶれと言ってんでねえよ。それはそれで客観的に十分把握しておくことが大事じゃ。ただ、それに心が引きずられて纏綿(てんめん)とするばかりじゃ、エネルギーの浪費で、何の役にも立たねえちゅうこと。
最近、ハタと気がついたことに、「若者よ体を鍛えておけ」ちゅう歌は間違げえだ、ちゅうこと。「心が逞しい体にからくも支えられる(ときが…)」ちゅうのは、まったくの間違げえだと確信するに至った。体は普通の健康状態か、やや病弱であってもかまわねえ。心こそ鍛えておかねばならねえ、いっち大事なことじゃと気付いた。心が軟弱じゃ、どんなに体が逞しくても、たちどころに健康を害し、世の荒波を乗り切っていくことはできねえと確信するにいたった。精神が主で、体は従ということじゃ。
「若者よ心を鍛えておけ」と言いたい。強い心にこそ自分の「生」が、からくも支えられる時代の真っ只中に来ておる。
この場に登場でける人々は、まだ恵まれた部類に入ると思っちょる。これら板も見らんような、苦闘しているたくさんの方々が思いやられる。その応援歌のつもりじゃが、届くかねえ〜。(やや、場違いかねえ〜)
人生は「苦」を「楽」に変えるところに妙味があるんでないかえ
http://www.asyura2.com/08/idletalk34/msg/404.html
投稿者 藪素人 日時 2008 年 11 月 15 日 08:48:23: BhHpEHNtX5sU2
中村天風と天風哲学
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/3860/biografias/tempu.html