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Re: アメリカの不況は世界に輸出される
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投稿者 まとおせ 日時 2008 年 10 月 27 日 15:40:36: Me4k2P.uy0AaY
 

(回答先: ドルに代わる通貨がないというのが現状だけです 投稿者 縄文ビト 日時 2008 年 10 月 26 日 19:40:39)

縄文ビトさん、いつも読ませていただいてます。少し長くなってしまって、相変わらず的外れなのですが、「ボツ」にするのももったいないので、投稿させていただきます。

穀物の輸出禁止に関して、私はそれほど悲観的な見方をしていません。

短期的には、第三国からの輸入等「カネでカタがつく」と思いますし、中国政府の政策変更もあると思います。
しかし、気候変化による耕作地、収穫減少、品質低下は、自然の復元力ではもう回復できない世界的な問題です(今一番の打撃を受けているのが開発途上国)。

いつまでもあると思うな水と食料、食糧自給は国策であるべきですが、悲しいかな、おしりに火がつかないと、みな動かない。

公園がにんじん畑になったり、釣りが生活のためになったりすること想像すると、少しなぜか楽しくなってしまうのですが、、(私は、「生き方の流儀」により釣りはしません)
そこまで行かなくても、生産されるもの100パーセント消費されるようになれば、相当な節約になるはずです。

アメリカの不況は世界に輸出されます。

アメリカのクライスラーでは、いまや、ホワイトカラーがリストラされてます。フォードでは、大株主が株を「損ギリ」して売り払ってしまうし、GMでは、月々1000億のキャッシュリサーブを崩している、もしビッグスリーが、ビックツーになってしまったら、
部品会社、販売会社、自動車保険会社、工場の周りの食堂、不動産業者、、、そして、その広大なアメリカ消費市場へ商品を輸出する国々、、不況の連鎖はとどまることを知りません。

ユーチューブで見るだけですが、オバマの演説が喝采を浴びるのは、仕事を中国に持っていくな、学校、教育に金をかけろ、の部分です。

穀物輸出禁止にせよ、仕事海外流出禁止にせよ、この数十年間支配した新保守主義が終焉をつげ、資本主義が新しい修正局面に入りつつある過程だと願います、「国家の復権」ということばをつかってもいいと思います。

小さな政府 (実際は、お仲間だけの政府)、安い税金 レーガン、サッチャーリズムから、たとえば金融、銀行に関していえば、イギリスのような国家の株主としての介入、それによる金融市場の透明化の実現(させてほしい)。

かっての国家主義と異なり、今回の金融危機で見られたように、時に、国家間の連携があるとおもいます。それなしに、多国籍企業は抑えられません。
金融危機をめぐるヨーロッパの政治家の言動のなかに、今まで頭の上がらなかった(?)銀行家に対する鬱憤晴らしと、そしてこの機会に彼らを押さえつけようとする意図が見られます(国家支援を受けた銀行の頭取の給料の設定)。

アメリカでは、オバマ政権下、国民経済、福祉を視野に入れた経済政策がとられると思います、10ほどあるらしい、いつ壊れてもおかしくない橋、道路の補修、インフラの整備の促進。

私は、危機になればなるほどアメリカのダイナミズムが発揮され、どういう形になるかわかりませんが、アメリカは再生されると思います。ババを他国に、たとえば、日本政府に押しつけ、日本政府は日本国民に押し付けながら、、、「バナナ共和国」そのものですが、。

国内市場の活性化、経済の仕組みの変換、アメリカのように、国民が立ち上がらない限りはないと思います。

オバマがもし選挙に勝ったら、麻生は選挙当分できません。
 

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