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日本経済新聞10月13日朝刊より
見出しは、止められるか金融・経済危機 今週がヤマ場
身の丈越す債務 企業だけではなく国家も追い詰められて。
「銀行もろとも国が渦巻きにのみ込まれかねません」。六日夜、急きょテレビ演説に臨んだアイスランドのハーデ首相は沈痛な表情で国民に国家財政が破綻の危機に瀕していると伝えた。
国内銀行をすべて管理下に置く緊急法を可決。
十日までに三つの大手銀行を国有化した。株式市場は閉鎖し、通貨を防衛するため外国為替市場に介入した中銀は一日で介入資金が底をついた。
一人当たりの国内総生産(GDP)で世界屈指の富裕国アイスランドの転落は突然だった。海外進出した大手三行の合計借り入れがGDPの五倍強に膨らんだところを米国発の信用収縮が直撃。
見る見る資金繰りが悪化した。金融業の飛躍が国に高成長と低失業をもたらす「おとぎ話」(ハーデ首相)は終わった。
欧州各国に融資を断られた後、ロシアに融資を要請し、今は協議中、国際通貨基金(IMF)も支援策を練る。「国のデフォルト(債務不履行)」を回避するための必死の努力が続く。
借り入れで身の丈以上に金融業が膨らんだ国はアイスランドに限らない。世界有数規模の銀行があるスイスのほかアイルランド、英国の預金・借り入れ残高が国のGDPを大幅に上回る。
上記文章は日経新聞の引用であるが、現在金が金を生ます業種が相当な打撃を受けていることになる。結局貨幣とは何かを分からなかったことによる暴走が生んだ世界的な危機になっているといえる。
結論として金が金を生むわけが無いということになる。そして生まれたと錯覚している金は単なる数字上の金であり、このことを通して人間は貨幣を理解していくことになるようだ。だがあまりにも高い代償を払わなくてはならないといえる。