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戦争はなぜ起こるのか、これには諸津ある。
経済的停滞や政治的対立などが理由としてあげられる。
だがいずれも、決定的要因ではないと考えるのである。
自分は、
戦争や内乱とは、願望が充足された後の虚無が引き起こす、民衆的自殺行為なのだと
捉える。
たとえば、
フランス革命は、アンシャンレジューム(伝統的支配)に対する、
失望が契機となり(伝統的支配もまた、かっての人々の支持により成立した)、
WW1やWW2は、産業経済が、結局は、人々の充足感につながらなかった(対戦の寸前まで産業経済は、人々の希望であったのだ。)ことが、
きっかけとなったと考えている。
不吉なことに現代社会は、WW1やWW2の教訓をふまえてはいないような気がするのだ。
また、同じようなことが起きる可能性は高い。
点火するのは、いつの時代においても、それなりの実力のあるものであって、純粋な民衆のうちの一人では決してなかったことにも留意が必要だ。