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加藤氏「拉致被害者を北朝鮮に返すべきだった」発言 家族会・救う会が抗議声明
7月9日14時53分配信 産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080709-00000926-san-pol
自民党の加藤紘一元幹事長が拉致被害者5人について「国家と国家の約束だから北朝鮮に返すべきだった」と発言したことをめぐり、拉致被害者家族会(飯塚繁雄代表)と「救う会」(藤野義昭会長)は9日、「拉致被害者や家族の思いや不安をまったく理解しようとしない加藤氏に強い憤りを覚える」と抗議声明を出した。
加藤氏は7日夜のBS番組で、小泉純一郎首相(当時)が訪朝した平成14年秋、拉致被害者5人が帰国した際、政府が5人を北朝鮮に返さないことを決めたことを「当時官房副長官だった安倍晋三前首相を中心に(拉致被害者を)返すべきでないと決めたことが日朝間で拉致問題を打開できない理由だ。返していれば『じゃあまた来てください』と何度も何度も交流していたと思う。そこが外交感覚の差だ」などと発言。金正日総書記が拉致問題を認め、謝罪したことについても「天皇陛下みたいな人物だ」と述べた。
「家族会」と「救う会」の抗議声明では「5人が北朝鮮に戻されていれば『自分の意思で戻った』と言わされたあげく『拉致問題は解決済み』という北朝鮮の主張に利用されたであろうことは少しでも外交感覚のある人には明らかだ」と指摘。「不見識極まりない発言だ。加藤氏の精神構造を強く疑わざるを得ない」と批判した。 以上記事から
この記事を読んで発言すべきものが出てきたと感じたのは私だけではないだろう。
私自身も別の視点から拉致問題に対し最初の時点から横田氏夫妻が行ってきたことに違和感を持っていた。
まず一点は戦中の日本人が他民族(中国・朝鮮)に対し行ってきた同じような行為をどう考えるか、また世界がこの拉致問題と日本が戦中に行った行為を比較してみたとき、どのように見ているのかということだ。
そして二点目は横田氏夫妻の気持ちは十分に理解できるという視点から、政府に働きかけ水面下での交渉でなぜ問題解決を図らなかったということに尽きる。
夫妻が表面に立たないで静かな形の中で進行を図ればお孫さん(飛行場まできていた)も自分の手に抱くことができたはずだ。
安部元首相のもと、国家間の問題にしたとき現在のこの状況は予想することができたはずだ。なぜなら国家の問題にしたとき、お互いの国同士の面子があり武力で解決しない限り決してどちらかが折れることはないということだ。それは歴史を見ていけば充分解ることだと考えるが
加藤紘一元幹事長、そして名もない私であるが、このような声が広がりを見せたとき、時間の経過と共にやがて日本の国民が離れてしまった状態で、拉致被害者の会はどのような力をこれから発揮していくのだろうか。
私はこの問題を通して全ての問題に対し、国家間の問題にしてしまったとき解決はありえないと思うが。水面下の交渉それが外交だと感じる。