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(回答先: こんな国に生まれたことを、のろいつつ長じたバナナ学者 投稿者 仁王像 日時 2008 年 6 月 06 日 21:52:24)
『白人(グローバル)スタンダードという新たなる侵略』から抜粋つづき
・白人がこの500年、1000年、世界で何をしてきたか。世界中を侵略し、自らの利益だけのためにこれを植民地化し、住民を奴隷として使役し、ときに虐殺し、世界中であらん限りの暴虐と略奪を繰り返してきたのは、いったいどこの誰か。
白人による世界侵略が第二次世界大戦をもって終息したかといえば、それはとんでもない勘違いである。「グローバル・スタンダード」という美名のもとに押し進められる経済、金融政策が、つまりは「アメリカン・スタンダード」の押しつけではないかとの認識は、最近広がっているが、衣服、食生活、住環境、言語、習俗全般にわたって、それぞれの国家、民族が長年培ってきた固有の文化を圧殺し、白人スタンダード一色に塗り込めようとの「文化侵略」は、激しさを増すばかりである。
そして何よりも強調しなければならないのは、いま白人の最大の侵略を受けているのは、ほかならぬこの日本だということである。日本は、洗脳され、騙されつづけている事実に目覚め、一刻も早く自分本来の道を取り戻さねばならない。(まえがき)
〈冷戦後に姿を現した新手の「白禍」とは〉
・地球の表面の環境は、砂漠あり森林あり、熱帯あり寒帯あり、サバンナ気候、ステップ気候、モンスーン気候ありで、それぞれが全く異なった風土で、そこに暮らす民族の歴史、文化、宗教なども様々なのは当然である。各民族の文化・文明は、生まれるべくして生まれたもので、その違いは当然であり、そこに善悪、価値の優劣はない。世界はそれぞれの歴史、文化、宗教が並列し、多元的な文明が共存して成り立っている。
なんといっても人類史史上、「中禍」(中華思想による拡張主義)や「赤禍」(ソ連による世界共産主義革命の強制)以上に人類に苦痛を与えた災難は、白人による世界植民地支配の「白禍」である。白禍は「中禍」や「赤禍」よりスケールがはるかに大きく全地球に及び、かつ期間も長期にわたっている。(第四章 世界を襲う「白人スタンダード」−言語、習俗、習慣にまで襲いかかる文化侵略の脅威)
・結局昭和のこの大戦は、日本は負けたようで結局、勝っていたのであ(第五章)。
〈戦後日本の、世界でも突出した平和貢〉
・第一に、政府開発援助ODA。第二に国連分担金がアメリカに次ぐ。第三に、戦後の戦争ゼロは奇跡中の奇跡である(第六章)。
〈人類の理想をすべて実現した超先進国・日本〉
・“日本のメガネ”で世界を見ると、日本人が知らない間に、日本社会には、世界中の人びとがあこがれる事象が一杯あり、彼らは何とかこれを真似しようと努めている。
・日本の大衆は世界で一番礼儀正しく、学問水準が高く、勤勉で正直で真面目である。このような「普通の人」が1億2000万人もいる。これは凄いパワーで、歴史的にも珍しいことだ。
〈白人による人種差別の根深い構造〉
・世界で、政治上、建前上の人種差別がなくなったのは第二次大戦後の国連ができた頃からである。それまでは白人以外は人に非ずで、彼らは異民族を平気で奴隷にしてこき使っていた。奴隷は家畜で人間でない…同じ人間を家畜と考える習慣は、白人以外にない。この点彼らは、普通の人間性を持たぬ野蛮、未開な人種と見てさしつかえない。
〈「日本文明」こそ、人類文明の秘宝〉
・30年もアメリカ社会に暮らし、日米文明の対比で、日本の本質を研究してきた馬野周二氏は、その結論として次のことを発見したと述べている。
現代の日本人はけっして特殊なものでなく、実は人類がまっすぐ育ってくれば、当然そうなるべき姿に近い所にいる。したがって特殊であると見られた日本文明は、実は最高の普遍性を持つものであったのだ、と。
さらに氏は、人類の技術と学芸は20世紀末に至って、ついに全世界に拡散し、出るべきものはほぼ出揃ったように思われる。新世紀からはそのすべてを統合した汎世界文明の時代に入ると考える。その建設の中核となるのが日本文明を措いて外にあるはずがない、と確信された。ここに人類文明の秘宝「日本」を発見し、この文明こそが世界の破局を救済できる使命を負っているのだと確信されたのである。
〈「パックス・ジャポニカ」を目指せ〉
・かつて内村鑑三は「私は日本のために、日本は世界のために」生きることを宣言した。戦後著名な未来学者の坂本二郎氏は「己の心に日本を、日本の中に世界を見る」と叫んだ。この二人の先覚者とも、真の国際人になるための条件は、真に母国を愛する日本人になることが前提だと教えている。日本を愛せる者のみが世界を愛せるからである。
〈台湾に今も残る「日本精神」〉
・戦後失われた日本精神は意外にも台湾で生きているのである。台湾人の金美齢女史は「台湾で生きる日本精神」に注目されている。それは「清潔、公正、誠実、勤勉、信頼、責任感、規律遵守、滅私奉公」の代名詞だ。
私は最近、金美齢女史にお会いした折、それでは「支那精神」とは何ですか、と問うた。そうしたら「支那」には「精神」などという言葉すらない。無理に表現すれば、それは単に「支那式」、「中国式」としか言いようがないとのことで、さらにそれが意味するところは「無責任、不公正、欺瞞、拝金主義」ということだと解説してくれた。(第七章 21世紀の世界と、日本の使命−「生存文明」から「生活文明」へ、「量の文明」から「質の文明」へ)
〔臭うぞう〜〕
これでほぼ十分だろう。西洋人たちが地球全域に大きく網をかぶせて来た呪縛が、21世紀に入って解けようとしているのだと思う。
林秀彦氏は、日本に嫌気がさし日本を脱出して白人社会で18年間暮らしたが、さんざんに嫌な思いを体験し日本に逃げ帰ってきた。そして日本と日本人に彼らの悪魔性について警鐘を乱打している。林氏は犠牲者の一人であるが、70歳をすぎてやっと彼らの本性に気づき、それを正直に告白している。われわれはこの身をもって得た貴重な体験から深く学ぶべきではないだろうか。
バナナ学者は55歳ということだが、白人思想(西欧近代で始まった大きな諸思想/副島)こそが世界普遍価値(世界基準)を持つなどと、自らの思想形成の出生の秘密(敗北主義)を糊塗しつついつまで開き直りつづけるのであろうか。その行き着く先はボロボロになって皆からバカにされ、見捨てられていくという末路だ。
日本という国土とそこに生成した人民を愛せないで「世界基準」を偉そうに語るから、まさに「バナナ学者」が言い得て妙なのだ。