★阿修羅♪ > 議論28 > 110.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re: 単にフェイントをかけた公算が大だ、という意味でしょうか 投稿者 仁王像 日時 2008 年 4 月 10 日 21:17:21)
仁王像さんどうもです。
> 縄文ビトさんの、金バブルの崩壊ということはないと思います。それは現在が別に金バブル化しているわけではないと思うからです。20年ぐらい前も現在ぐらいの価格を維持していた記憶があります。
私はなぜキンがここまで上がってしまったのかということを考えています。
宣伝で申し訳有りませんが、私の本の中では「信用創造」に対し「架空創造」というかたちでバブルを捉えています。それは貨幣の性質を理解すれば分かるかと思います。
発行された貨幣(紙幣)は決して量を減らすというものではありません。簡単に言えば物を買ったお金は、今度は物を売った人の手からさらに物を買うお金へと変化していきます。そして絶え間なく人と人の間を回っていくだけです。今度のキンも同じように先物としてキンを買ったお金は、売った人から、別の株の投資等を経過し再度キンに流れていくという経過を取ります。この間現物も動きます。この金はどこから出てきたのかということになりますと。一言で言えば紙幣を刷りすぎたためということになります。
サブプライムの損失は架空創造された数字上の紙幣量が消えただけです。実際の貨幣はなんら減量されていません。損失だけが残っているだけです。
そこで刷りすぎた紙幣と、救済というかたちでつぎ込まれる紙幣(米国が国債を発行して得る金)が市中で重なるわけです。つまり貨幣量がより増大する。このことは日常的物質の値上がりによるインフレを招きます。このときのキンはどうなるかということですがインフレヘッジとして持つには危険があります。つまり上げり過ぎているからです。誰かが大量に放出すると、つまり株なんかにも言われますが「手仕舞い」するとみなが争ってキン売却に走ります。数量が小さければ問題が無いのですが。大量に放出すれば問題となります。またアメリカが印刷していた紙幣(原価2,30円)で安いときにキンを買い込んでいたということでは大量の通貨発行益(シニョリッジ)を得ていたということです。
>これらの一連の中国政府の資源戦略をみるにつけ、日本国内のガソリン財源議論が なんとも“コップの中の嵐”に見えてしまう。
ロンドンの同僚に云われてしまった。“日本丸が沈没しつつあるのに、その船内で日本人乗客たちは、 船長の責任だ。説明責任を果たせと騒いでいる。”
国を当てに出来ないのだから、個人レベルで手頃な稀少資源(金、プラチナ)の備蓄でも考えたほうがいいんじゃない? 豊島逸夫のニュース解説より
私はこの方がなにも理解していないと見ています。3ヵ月後を楽しみに見ています。