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(回答先: 聖イッサ伝:イエスはインドで釈迦の教えを学んだ。 投稿者 堀奈 日時 2009 年 1 月 11 日 16:27:05)
・・・その名も「イスキリ」だそうです。口先三寸で他人を担いでは注目を浴びるのが大好きな僻地の名も知らぬホラ吹きオヤジがアタマに思い浮かんでしまって、このネタは割りと好きですね。
青森県三戸郡新郷村大字戸来にキリストの墓なるものがある。今日では偽書として有名な、「竹内文書」の製作者と目される武内巨磨が、昭和10年古代史研究家鳥谷幡山なる者他数名とこの地を訪れた。
そして、「竹内文書にキリストがこの村に住んでいたと書いてある」と訴え、当時の村長の案内で小高い丘の上にあった土まんじゅうを二つ見つけ、右側の「十来塚」をキリストの墓、左側をキリストの弟イスキリの墓「十代塚」とした。
以来この村ではここがキリストの墓と言う事になっており、今日では村をあげての観光資源と化している。その説に依れば、遠くユダヤの地で磔にあったのはキリストではなく弟イスキリだと言う。キリストはユダヤを離れ、シベリアを横断し、アラスカから船に乗って青森県八戸に上陸したと言うのである。キリストは20代の時にも日本に来ており、再上陸したのちは日本人の妻をめとり、新郷村で3人の娘を育てたそうである。この村では、近所の山に露出している岩石群を大石神ピラミッドと称し、村の名前で大層な看板まで建てて宣伝に努めている。
こういう活動に対して我々は一体どう対処すべきであろうか。学術的に荒唐無稽なのは自明である。常識で判断しても、こんな説が証明されるはずもない。しかし、降って湧いた話を唯一の産業にして村おこしを図ってきた村人たちに罪はないようにも思える。
悪の根元は「竹内文書」であろう。偽書の製作は最近では「東日流外三郡誌」が有名だが、これにも行政が騙されて悪のりしている。この事件もここからさ程はなれていない五所川原が根源だが、いずれも青森県である。
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