★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ53 > 245.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: Re:科学の基本が理解できていないようですね 投稿者 夏水仙 日時 2008 年 5 月 26 日 07:13:37)
約40年も前にアポロで人類が月立って以降この30数年年間人類は月に立っていない。人類は常に進歩しているのに、自分が生まれるはるか前に行われた人類の偉業であるアポロ計画を信じられない若い世代の戸惑いに同情する。リアルタイムで体験した世代と、そのことが信じられない若い世代のギャップを感じる。人類は常に進歩していると思えば、過去にそんな偉業があったことは納得できないのも無理も無い。そう、ピラミッドが当時人類の持っていた技術の粋を集め建設したように、アポロも当時の技術の粋を集め実行されたものである。ピラミッドはけして宇宙人が建設したものではない。
若い世代が、疑問に思うのも無理も無い、例えば某区立図書館でアポロ計画関係の本を借りてきたが、子供向けの本と、1969年出版の「人類が月を歩いた」アポロ11号の全記録:毎日新聞社と米ソの宇宙飛行士が明かした開発レースの真実「アポロとソユーズ」:ソニーマガジンズぐらいしか関係図書は置いてなかった。(早速借りてきました)それに比べアポロ計画陰謀論の本は沢山出版され、某区立図書館に限って言えば、アポロ計画陰謀論の本ばかりとの印象です。これでは若い世代がアポロ計画とは陰謀であると刷り込まれてしまうのも頷けるわけです。アポロ計画自体過去の歴史ですから、今更何等出版する理由は乏しいが、陰謀論であれば、9.11とか最近の反米本の売れ行きから、新しい本が出版されやすい状況です。例えが適当か難しいのですが、反日教育を受けた韓国の若い世代が、反日プロパガンダを勝手に自己増幅して、歴史を歪めている構図にそのまま当てはまると思います。
日本統治下の朝鮮半島は、現在の北朝鮮に限って言えば天国と地獄ほどの差があったと思います。もちろん、天国は大日本帝国統治下の朝鮮半島の方です。南朝鮮地域においても失われた500年の李氏朝鮮に比べどれほど日本統治下の朝鮮が平和だったか・・・。
話はアポロ計画に戻しますが、
例えば、よく月の写真には星が写っていないことを根拠に、スタジオで撮影したとかトンでも論を展開してます。例えばスペースシャトルでの写真を見てください。この写真は土井飛行士が乗り組んだSTS-123 Shuttle Mission で、国際宇宙ステーションの建設写真ですが、強烈な日光を浴びた、宇宙ステーションと地球が写っていますが、背景の宇宙空間は漆黒の闇です。月の写真に星が写っていない理由は同じ原因です。アポロがスタジオなら、宇宙ステーションもスタジオなのでしょうか?強烈な日光に当たった船体と微かな星の光では、とても星は写りません。アポロ懐疑論者諸君勉強になったかな?
夏仙人殿に笑われてしまった。まあいい。
『月が地球の自転で動いてしまい、結構おおよその方向にむけるのすら難しいと自分の経験から、』の例えが悪かった。一度、自分の操作で望遠鏡の焦点を月のクレーターに合わせてみるといい。これが月ですら意外に難しい、やってみれば分かるはずだ。自分で望遠鏡を操作したことが無い人には分からないことだ。しかし、自分の経験で議論してはいけないので、実際の設置作業を記録した本から抜粋する。
「人類が月を歩いた」アポロ11号の全記録は、打ち上げから帰還までの8日間の会話の記録が日本語に訳されて載った本だが、P143〜144「世界が見つめた2時問16分」
レーザー反射鏡設置を設置する場面の引用
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−―――――――――――
ヒューストン:よく見えるよ.君の足がLM(月着陸船)の下ににょっきり出ているのが見える。今度は支柱構造を通して見える。
ヒューストン:コロンビア(指令船)ヘ.こちらヒューストン.無指向性アンテナでは聞こえなくなったから、パラポラ・アソテナを頼む。
オルドリン:アソテナを引っ張るのか、ニール?
オルドリン:ヒューストンヘ。地震計を置いたよ.
アームストロンク:レーザー反射鏡を据えつけている.パノラマは完全だ。着陸船は七時三十分の方向、一八センチのところにある。ドアを締めた.
ヒューストン:よい場所を選んだか。
アームストロング:イェス。あの小高いところが、いちばんよいと思う.あそこに立って…
オルドリン:クレーターのフチのところだ.このまるくて大きな石のクローズアップをとれ.
アームストロング:約12メートルのところだ…-。
オルドリン:ここは平らなところが見つからない.-
アームストロング:あそこはどうだ。よくないか。
オルドリン:オーライ。ここにレーザーを置くか.
アームストロング:オーライ。
<二人はレーザー反射鏡設置のため画面の外に消える>
アームストロンク:この石は玄武岩に似ていて、2パーセソトほどが白い結晶体だ。
オルドリン:僕は地震計を置こうとしているが、水平位置を取るのがむずかしい・
アームストロング:レーザー反射鏡設置完了。水平位置がとれた。
オルドリン:僕の方は水平位置がなかなかとれない(水平器の泡がへこんでおらずに、ふくらんでいるとオルドリンが言う)。
ヒユ−ストン:君らの酸素状態を調べたら、状態がよいから、よかったら船外活動時間を予定より十五分延ばしたい。現在までの船外活動経過時間は二時問十二分。
アームストロング:0K、いいぞ。水平器の泡が丁度真ん中にきたぞ.
オルドリン:ワソダフル.動く前に写真をとってくれ。
ヒユーストン:ニール、サンプル処理の時間は十分間(テレビ画面にオルドリンが採集器で土を掘っているのが見える)。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−―――――――――――以上。
この会話から、ごつごつした月面で、試行錯誤して平らな箇所を選び、水平器で水平を測り設置する作業であったが、機械でもできる簡単な作業であったかどうかは、読み手の主観に任せることにする。ちなみに設置約39年後の今日も稼働している。無人のソ連の方は不明だ。
この会話記録が捏造だと、陰謀論者達は言うのだが、打ち上げ直後地球に戻って、TV中継や膨大な会話記録を残せるとは思えない。しかもオンタイムで全世界へ衛星中継していた。
当然ソ連もアポロの追跡は行っていたはずなので、アポロが月に行かなかったら、真っ先に発表していたろう。いかにスタンリーキューブリックが天才でも、あそこまで完璧な映像は、容易に撮れはしない。2001年宇宙の旅は膨大なアナログ作業を行って撮影した当時の水準としてはオーパーツに近い作品であった。今でも新鮮な映像を残しているが、無重力空間のシーンはアポロの何気ないシーンに比べれば比較にならないほどギコチナイ稚拙なシーンも有った。(ちなみに、私にとって2001スペースオデッセイは、ブレードランナーの次に好きな映画です、何回も観ました)
「アポロってほんとうに月へいったの?」エム・ハーガ著・芳賀正光訳(朝日新聞社)を借りてきた。朝日新聞社から出版されているだけで胡散臭いうえ、「エム・ハーガ」って訳者の「マサミツ・ハガ」自分自身だろう!最初から大笑いしてしまった。影の角度が違うとか、地面の傾斜が違えば角度が違って見えることすら理解できない馬鹿プリで、ネットで叛乱している稚拙な陰謀論をなぞっただけで、月の雑学で否定されている陰謀否定論を論破できる水準ではなかった。
当時オンタイムで生中継を観ていた小学一年生であった私にとって、アポロ着陸は神聖なものであった。アポロ陰謀論者を宗教だと批判したが、よくよく考えると自分にとってもアポロ計画は神聖な事実で宗教なのかもしれない。
アポロ信者とアポロ陰謀論信者の間には単にゼネレーションギャップが有るだけなのかもしれない。私は、この目で生中継を観たアポロ信者です。幸せです。
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ53掲示板
フォローアップ: