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(回答先: 意識改革ってな〜に?吉田拓郎や岡本おさみや中島みゆきに見る。NO1 投稿者 ヤハウエハのタタリ、祟りじゃ〜!! 日時 2008 年 5 月 10 日 04:29:08)
6)吉田拓郎が初期、人生の突破口にして共感した人、それは岡本おさみではないか。
吉田拓郎が人生の意義とか意味とかを追い求めていった時に多くの影響を与えたのが「岡本おさみ」だったように思われる。吉田拓郎が求めているものの答えに、激しい闘争の中から得られないと感じたのか、人生の達観の姿としての岡本おさみの「人生の枯れた世界」に引きこまれたのかもしれない。実にこの二人のコンビネーションは地味な若い人たちが見向きもしない誘わない岡本おさみの風変わりの世界と激しい激動の活動的なフォークのロックの世界を生み出し、独特の世界を生んだと思う。
「 旅の宿」岡本おさみの歌詞の世界
http://jp.youtube.com/watch?v=UvkErglcks8
「落陽」岡本おさみの歌詞の世界
http://jp.youtube.com/watch?v=JY40z5xta8U
「襟裳岬」岡本おさみの歌詞の世界
http://jp.youtube.com/watch?v=zw04bu4cp38&feature=related
その後、彼は飯を食うためにか、人生の意義をある程度わからないとしながら、人生の中で遊んだ時代が続く。それが仕事柄、商業主義の中で活動を始めた時代なのである。
7)落葉は時代の空気とマッチしたのでは?
しかし、彼の中に流れている「人生の模索の意識」が岡本おさみとつながり、「落陽」を作り、現在の60代の人々の心をつかんだ。2003年か2004年の頃、NHKのBSで、あなたの心に感銘した詩の第一位が「落葉」であった。
時は小泉内閣が騒がれ、それ以前に企業が大量の中高年のリストラを断行し、有為転変の人生を送っていた人たちの心をとらえたようである。「落葉」は恋が出て来るわけでなく、華やかな心を燃え上がらせる動機つけの詩でもなく、本当に地味な詩なのである。
内容は、一人の男が苫小牧発仙台行きフェリーに乗って連絡船の旅をする。そこに人生を失った一人のサイコロ賭博の老人を見て、その男の人生をサイコロに賭けて生きる姿に何か見せられてしまう。そして、その老人こそが正直者だと思ってしまう。しかし、旅をしている男はそんな生き方が出来ない自分に失望を感じながら、社会の歯車の中に帰っていくのだ、これは一人の男が多分東京か仙台に帰る途中なのだ。これは典型的な岡本おさみの世界なのであり、この世界に吉田拓郎が曲に仕上げたのである。
8)吉田拓郎と中島みゆきの共通性はここかな
「孤独をいつの間にか
さびしがりやと かんちがいして
キザなセリフをならべたてる
そんな自分を見た
悲しい男と悲しい女の
いつもひとりごと
それでも いつかは
いつものように 慰めあっている」
(イメージの詩より)
「悲しい男と悲しい女の いつもひとりごと それでも いつかは いつものように 慰めあっている」この世界が初期の中島みゆきの世界なのである。
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(吉田拓郎の原点の曲はこれ)
吉田拓郎の原点はこの曲にあります。これを見逃すと、拓郎ってな〜に???ということになります。
「イメージの詩」
http://jp.youtube.com/watch?v=skfbcSWD3IE
これこそはと 信じれるものがこの世にあるだろうか
信じるものがあったとしても信じないそぶり
悲しい涙を流している人はきれいなものでしょうネ
涙をこらえて笑っている人はきれいなものでしょうネ
男はどうして女を求めてさまよっているんだろう
女はどうして男を求めて着飾っているんだろう
いいかげんな奴らと口をあわせておれは歩いていたい
いいかげんな奴らも口をあわせておれと歩くだろう
たたかい続ける人の心を誰もがわかってるなら
たたかい続ける人の心はあんなには 燃えないだろう
傷つけあうのがこわかった昔は遠い過去のこと
人には人を傷つける力があったんだろう
吹きぬける風のような俺の住む世界へ
一度はおいでヨ荒れはてた大地にチッポケな花を一つ咲かせておこう
俺もきっと君のいる太陽のあるところへ行ってみるヨ
そして きっと言うだろう。 来てみて良かった 君がいるから
長い長い坂を登って後を見てごらん 誰もいないだろう
長い長い坂を下りて後をみてごらん
皆が上で 手をふるサ
きどったしぐさがしたかったアンタ
鏡を見てごらん。きどったアンタが映ってるじゃないか
アンタは立派な人サ
空を飛ぶのは鳥に羽があるからただそれだけのこと
足があるのに歩かないおれには羽も生えやしない
激しい激しい恋をしているおれはいったい誰のもの
自分じゃ 言いたいのサ
君だけのおれだと 君だけのものだと
裏切りの恋の中で俺は一人もがいている
はじめから だますつもりでいたのかい 僕の恋人よ
人の命が絶える時が来て人は何を思う
人の命が生まれる時には人はただ笑うだけ
古い船には新しい水夫が乗り込んで行くだろう
古い船をいま 動かせるのは古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように新しい海へ出る
古い水夫は知っているのサ。新しい海のこわさを
いったい 俺たちの魂のふるさとってのはどこにあるんだろうか
自然に帰れっていうことはどういうことなんだろうか
誰かが言ってたぜ。俺は人間として 自然に生きているんだと
自然に生きるってわかるなんて なんて不自然なんだろう
孤独をいつの間にか さびしがりやと かんちがいしてキザなセリフをならべたてる
そんな自分を見た悲しい男と悲しい女のいつもひとりごと。それでも いつかは
いつものように 慰めあっている
---------------------------------------------------------------------------------------------------岡本おさみの典型的な世界
http://jp.youtube.com/watch?v=JY40z5xta8U
落 陽 岡本おさみ作詞、吉田拓郎作曲
しぼったばかりの夕陽の赤が 水平線からもれている
苫小牧発・仙台行きフェリー
あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ
おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ
みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
女や酒よりサイコロ好きで すってんてんのあのじいさん
あんたこそが正直者さ
この国ときたら 賭けるものなどないさ
だからこうして 漂うだけ
おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ
みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
サイコロころがしあり金なくし フーテン暮らしのあのじいさん
どこかで会おう 生きていてくれ
ろくでなしの男たち 身を持ちくずしちまった
男の話を聞かせてよ サイコロころがして
おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ
みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく
戻る旅に 陽が沈んでゆく
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