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(回答先: 胎児の性別判定:中絶防止か「知る権利」か − 朝鮮日報 () 投稿者 児童小説 日時 2008 年 4 月 16 日 09:01:11)
【萬物相】胎児の性別判定 | Chosun Online | 朝鮮日報
昨年2月、インド中部のある病院の裏庭から、390人の女児(胎児と新生児)の遺体が発見された。警察は違法な性別判定と中絶の容疑で、この病院の医師二人を逮捕し、裁判が行われた。インドの街中には、500ルピー(約1300円)で性別判定を請け負うという広告がよく目につく。スイスのある研究所は数年前、アジアでは性別判定が公然と行われており、8000万人の女の子がこの世に生を受けることができなかったと主張した。
男児選好という考えがない西欧では、あえて性別判定を禁ずるということはしていないが、気になるのはどこも同じだ。英国のインターネットサイトでは、妊娠6週間の妊婦の指先から採取したわずかの血液で、胎児の性別を調べることができるというキットが35万ウォン(約3万6500円)で売られている。米国には性別判定から男女の産み分けまでをパッケージにして2万ドル(約204万円)で請け負う医師がおり、中国、ドイツ、ニュージーランド、メキシコなどからはるばる患者が訪れるという。
韓国では1985年に超音波診断機器が導入され、性別の判定が可能になった。だがその後年間2万件以上の中絶が続いたため、87年には性別判定を法律で禁止した。それでも男女の性比(女の子100人に対する男の子の割合)は94年には115にまで達した。96年にソウル地方検察庁特別捜査部は、性別判定を行い金を受け取った医師14人を初めて摘発し、取り締りが強化された。
現在は出産率が世界でも最低レベルにまで落ち込み、性別判定や中絶も非常に減少した。性比も2006年には106となり、自然のレベルに収まっている。産婦人科では、「将軍になる(息子)」「ピンクの服を準備しなさい(娘)」という形で間接的に両親に知らせているという。また、産婦人科がサービスで提供する胎児の超音波映像を両親がインターネット上に公開し、性別について意見を聞いたりすることも行われている。
昨日憲法裁判所で行われた、胎児の性別を両親に知らせることを禁ずる医療法の違憲審査で、双方の立場から意見を述べ合う公開弁論が行われた。性別判定を行ったことから医師免許をはく奪された医師たちが起こした訴えだ。医師たちは妊娠5カ月を過ぎてから中絶を行えば妊婦が危険に陥るため、その後は性別を知らせても問題ないと主張する。これに対し政府側は性別判定を許容すれば、再び性比の不均衡が起こるとして反対の立場だ。憲法裁判所がこの訴えを受け付けてから2年半が過ぎて、ようやく本格的な審議に乗り出したことから、この問題の方向性を変えようとしているのではないかとの声も出ている。ところで最近は「女の子の方がいい」という言葉も普通に聞かれるようになった。それだけ世の中は変わりつつあるのだ。
http://www.chosunonline.com/article/20080411000061