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(回答先: 藤田幸久議員による911事件(ビデオライブラリを文章化) 投稿者 木村愛二 日時 2008 年 1 月 11 日 22:35:42)
まず9.11事件に関する話が国会で話されたということは大変良いことだと思う。
しかし少し疑問も湧いた。それは、
1.新テロ特措法が衆議院で可決されたその日に、なぜこのタイミングでこの質問がなされたかということ。
2.(もしかしたら私の日本語解釈力に問題があるのかもしれないとお断りした上で)石波防衛大臣への質問が今ひとつクリアーでないことと肝心の9.11疑惑の回答は聞き出せなかったということ(石波がストレートな回答するとはつゆほども思っていないが)
である。
2.についていえば;
藤田議員は、
「日本政府が断定したアルカイダであるということについて、もしそれに対して疑念が出ているのであるならば、しっかり否定をし、そしてこのテロとの戦いの原点についての確認を取るということが私は重要ではないかとそういう観点から、いくつか質問させていただきます」
との前書きをして、下記のようなことを質問している。
*ニューヨークにおいて飛行機が最初に突入してから一時間半ぐらい経ってからペンタゴンに飛行機が飛んでいるわけですね。その間、その首都の防衛省に飛行機が突っ込むという事があり得るんだろうか。
石波の回答:なし
*そして、実際に今申し上げたような状況が起こっているということについて、たいへん航空機にお詳しい大臣でございますので、こういった事実についてどうお考えになるのか。
石波の回答:なし
*それから「こういった事が日本においてもあり得るとすれば」、あるいは日本が同盟としておりますアメリカの防空体制がこういう事であるという事も含めまして、今申し上げたような事例について防衛大臣から見解をお聞きしたいと思います。
石波の回答(ただし上記の「 」内の回答):ご通告をいただいておりませんのでその場の答弁で恐縮ですが、やはり合衆国としても相当に意表を突かれたという事だと承知をいたしております。その後どうするようになったかと言えば、こういう事態が生起した時に空軍が上がる、そしてまたそれを打ち落とすことあり得べしというような対応が、この後に定められたという風に承知をいたしております。
これがドイツにおきましては憲法裁判所において、そのような事は違憲であるという旨の判じがなされたという風に承知をいたしております。じゃあ日本ではどうなのだという事でございますが、それはそのような飛行機がどの国籍なのか、それを乗っ取って操縦しているものが何なのか、その意図が何であるのかという事によって、対応する法制が異なるのだと思っております。これが日本国籍の飛行機でなければ、領空侵犯阻止というのは外国の航空機という事に定められておりますから、これは該当しないのだろう。しかしながら単に高度をどんどん下げておるという事だけで、我が国に対する急迫性の武力行為というような法的な評価が出来るかと言えば、それは困難な場合があるかもしれない。だとすればぎりぎり考えると、航空自衛隊に対して治安出動を命令するという事しか今の法体系では難しかろう。さすれば閣議決定等等の時間的な余裕をどう見るかという議論、そして航空機の多くの、それこそ無辜の民が乗っておられるわけですから、その場合にどうするのかという議論は、やはり私はしておかねばならんのではないかと思います。
昔昔のことですが、児玉誉士夫という人の家にセスナ機が突っ込んだという事がありました。あるいは全日空の函館行きの飛行機が乗っ取られて、パイロットが殺害されたという事件もありました。私どもは色々な事に対して、そういう事がないのが一番良いのですが、色々な法整備というものは、そして運用というものは考えておかねばならないし、もちろん国会の議論を十分たまわればならないという風に考えております。
そこでこれだけ見れば、テロ特措法反対といって参議院で過半数以上の票を獲得した民主党であるから、せめて新テロ特措法成立のその日に一応はこのような”スタンド・プレー”をやって、”けじめ”をつけたのかな、との妄想が湧いてきた(民主党は、「インド洋上における米軍への無料給油には反対だが、国連決議に基づく自衛隊の派遣には賛成」といっているわけだから)。
それに小沢一郎は途中で退席したとの事だが、民主党の代表としてこれでいいのか? これが意味するものは何なのか? この点も疑問である。