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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008010602077354.html
2008年1月6日 朝刊
【カイロ=萩文明】イラク駐留米軍は五日、米兵二人が先月二十六日、米軍と合同で警備活動に従事していたイラク兵に射殺されたことを明らかにした。イラク軍高官は射殺が「事故ではなく計画的だった」と述べたうえで、このイラク兵が「(反米)武装勢力の協力者だった」ことを明らかにした。
米軍はイラク軍の育成強化を治安改善のカギと位置付けているが、治安部隊にはイスラム教シーア派民兵組織やスンニ派武装勢力が浸透しており、いずれ米軍へ矛先を向ける可能性が指摘されてきた。懸念が現実化したことで、米軍の今後の活動や部隊強化、治安権限移譲などに影響が出る可能性がある。
米軍などによると、北部モスルで戦略上の拠点施設を建設していた際、イラク兵が米兵らを射殺。イラク兵は拘束され、スンニ派武装勢力と関係があると判明した。ロイター通信によるとイラク兵が故意に米兵を殺害したことが明らかになったのは旧フセイン政権の崩壊後、初めてという。
イラク軍はこの事態を受け、新兵採用時の身元調査の厳格化などの措置を講じたという。