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(回答先: WTC and Tritium 投稿者 脳天気な醜男 日時 2007 年 11 月 12 日 19:37:51)
私の上の投稿(WTC and Tritium、http://www.asyura2.com/07/war98/msg/124.html)
で引用した論文“Elevated tritium levels at the World Trade Center”はLawrence Berkeley National Laboratory(University of California)の公式刊行物として発表されている。その第一著者であるThomas M. Semkowは所属がNew York State Department of Health and SUNYとあるから、州の保健局に働く傍ら、ニュヨーク州立大学で教鞭を取っておられるらしい。いずれにしても州の公務員ということだろう。この三重水素測定が公機関による、ある特定の意図を持った公式な任務をもった作業であった事がわかる。論文を見ると、80弱のサイトで三重水素濃度を測定している。サンプルは、冷却用放水、排水、河川、降雨などの水に加え、それらの水を吸い上げたと思われる草花である。WTCサイトでは2日後に下水を、10日後に6号棟の地下(ここにはトリチウムを用いているとされる武器庫があった)で測定がなされている。
http://repositories.cdlib.org/cgi/viewcontent.cgi?article=1678&context=lbnl
この6号棟地下での高濃度トリチウムのソース(出自)を論文著者は考察するのであるが、合理的な解釈が出来ない。論文は暗に、ソースとして他の何かを想定すべきと言いたいのではと読み取れる。読者をして水爆を想像するようしむけているかの如くである。これが、原爆使用を隠したい市当局の公式報告たりえるのだろうか?むしろ、実際には使われていない水爆を、あたかも使用したかのように読者の理解を誘導することが意図されているのではないか?ひいては、小型水爆開発情報(もしかしたら偽の)を隠微な形で世界に発信したかったのではないか?
この視点から、再度、報告書を見てみよう。
(1)WTC崩壊後、直ちにトリチウムの測定をニューヨーク市当局は思い立った。
(現投稿者の解釈)水爆を連想させるようなデータの取得行為そのものが目的である。
(2)州当局が行う測定であるのだから、WTC近辺での水の採取サイトはもっと増やせた筈であるが、何故か下水を含めてもわずか3点でのみの測定である。下水での継続的サンプリングとその推移モニタリングはやっていない。
(現投稿者の解釈)水爆使用を確定できるデータは全く期待されていないからであろう。そうなると6号棟地下の異常な高濃度トリチウム測定結果にたいして「やらせ」を疑惑せねばならない。
(3)大気中の粉塵にふくまれる諸元素分析表に、何故か、トリチウムガス(T2、三重水素分子)又は三重水素原子から成る水蒸気が含まれていない。
http://pubs.usgs.gov/of/2001/ofr-01-0429/chem1/WTCchemistrytable.html
(現投稿者の解釈)もし水爆が用いられたとすると、通常背景(back ground)を上回る三重水素分子(あるいはヘリウムガス)が放出された筈というのが、水爆使用説論者の言い分だ。爆発は、建築物材料に加えて全てを大気中に撒き散らすのだから、三重水素濃度も例外ではない。その増加は、大気中ではより顕著に現れるに違いない。
(仮説1)測定を指示した州当局が水爆の使用を知っていたとし、且つ、その事を隠蔽したいとするなら、大気中の測定は、あえてそれをしないだろう。粉塵成分表が水爆使用否定を主張しているとすれば、それは論文の暗意とは整合しない。
(仮説2)、市当局が、水爆の使用を知らなかった、あるいは実際に水爆の使用もなかったとしよう。当然、大気中濃度の測定はない。むしろ、測定をして、結果を公表すれば、水爆は使用しなかったとの結論に達し、そもそものシナリオ(水爆使用を世界をして連想せしめる)に狂いが生ずる。というわけでこの仮説の方が説得的である。
私は化学分析、放射能分析分野について全く無知な門外漢である。しかるべき専門家諸氏のご指摘を賜りたい。
尚、忍氏によるレス「工作員」については、誰が誰のための工作員であるのかが不明であるのであえてレスはしない。