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遅ればせながら、下記ビデオを視聴した:
『911事件の謎』2007年10月15日放映
http://video.google.com/videoplay?docid=-4633271838183936896&hl=en
あの赤い風呂敷を被った御仁、何者なのだろうか?何故、911を語るのに、素性経歴がしっかりと知られている木村愛二氏ではなく、その辺りが定かでない輿水氏なのか?一般視聴者というものは、えてして語り手が信頼できるや否やをその経歴でもって先ずは判断する。これを権威主義なぞと非難する勿れ。
さて、内容である。癌発症について、輿水氏はしきりと「New York Post」紙を引用していた。これが、「Washington Time」紙であれば、「そうか、そういう人だったか」と納得するところであった。「New York Post」紙はつい最近までいわゆるアカ新聞つまりスキャンダル専門紙であったらしい。
それは、さておき、論点の一つはWTC崩壊に水爆が使われたか否かということであった。この事を強く主張するがゆえに輿水氏のTV登場とあいなったのではと私は推測している。なんといってもそのほうが、信憑性は兎も角、あの「亀田一族」ではないが”of much more performance”である。
論拠は二つ:(1)癌の発症;(2)三重水素 である。(1)については、膨大な粉塵でも説明できそうとなると、残りは(2)である。三重水素の放出について、10にあまる研究機関が共同で測定した結果が2002年4月にすでに公表されている:
http://repositories.cdlib.org/lbnl/LBNL-50782
この報告では、輿水氏が指摘するように、WTC6棟の足元でトリチウムの濃度が近辺下水のその濃度の55倍を測定している。さて、この報告を、2007年に下記が引用する:
http://911/wtc-tritium-study_files/104018
引用者は冒頭下記の疑問を呈している:
One key question is, why did they do this study in the first place? They say "We became interested in the subject of tritium at WTC because of the possibility that tritium RL (radioluminescent) devices could have been present and destroyed at WTC."
現投稿者もこの疑問を共有する。しかも、この調査はとりわけ秘匿されるでもなく、55倍のトリチウムの出自は定かにされないまま一年も経たずして公にされている。あたかも、その出自を疑ってくれといわんばかりではないか?
案の定、下記では、匿名の物理学者とやらが、上記測定を引用し、口をそろえてミニ水爆説を唱えている。
http://wtcdemolition.blogspot.com/
こうなると、なにやら胡散臭い。輿水氏も、氏の主観的意図は現投稿者の知る所ではないが、そうした類のプロパガンダに乗せられているのではないか?
どうやら、水爆使用説には、なにやら曰くがありげである。