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(回答先: 続・「ノースタワー崩壊は約8秒」 投稿者 Demian 日時 2007 年 11 月 09 日 00:51:16)
ビデオからでは「第2ビル13秒、第1ビル15秒」が妥当な線だと思います。
だいたい地震計から「崩壊にかかった時間」を割り出そうなど、無謀にもほどがあるでしょう。「米国政府公式発表」がいかにイイカゲンな根拠を元にしているのか、はっきりします。そもそも地震計には(「公式見解」は爆破の影響を認めていませんが)上から落ちてくる物体が地面と激突した時のショックが地震波を作ったとされています。しかし位置エネルギーだけを考えるのなら、400mの場所から落ちた物体と100mの位置から落ちた物体が同じ大きさのショックを作るわけがなく、また20mはどうなるのか、10mではどうか、ということになると、「崩壊終了」などはっきりするわけもありません。
要は、あの9・11委員会の連中が、ただの一度もWTCビル「崩壊」のビデオを見ていない(少なくとも真面目に)、ということです。こんなイイカゲンな「政府発表」の「崩壊時間」などに真面目に付き合うのは、それこそ時間の無駄でしょう。10秒だろうが8秒だろうが、それはあくまでも地震計に記録された振動の時間であり、実際の「崩壊」の時間ではありません。
ここでビデオを確認することにします。
まず「崩壊開始」ですが、第1ビルはかなりはっきりしています。最初に上のアンテナがやや早めに変化を始めるのですが、そのわずか後に76〜77階付近から噴煙が出始め屋上が下がり始めます。
ただ第2ビルになると、いったいどの時点を「崩壊開始」とするのか、結構面倒くさい話になります。
次の拙稿でも触れたことですが、
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/687.html
挑戦しますか?:WTC「崩壊」の難問《1階分の高さに切りそろえられた多数の鋼材》
第2ビルの東(南東)側面が明らかに崩壊を開始する前にいろんなことが起こっています。80〜81階付近の外壁が内側に曲がっていたり、83階付近で小規模な爆発が起こってすでに外壁支柱やおそらくスパンドレルのかけらではないかと思われる物体が落ち始めていて、どの時点を「崩壊開始」とするのかがあいまいになってきます。
「崩壊終り」となるともはや判定不可能でしょう。周囲のフロアー部分が崩れ終わった時も明らかにすることはできませんし、その後にもコアの鉄柱構造が何秒間か残っていたりして、「一体どこまでを崩壊と呼ぶのか」によっても変わってきます。
一応、第2ビルの「崩壊開始」を東側の角がつぶれ始めた時点と見なすことにしましょう。次のビデオをご覧ください。
911.wtc.2.demolition.north.very.close.mpeg(崩壊開始:北東面大写し)
http://www.youtube.com/watch?v=E0JM-bfo8Ys&feature=PlayList&p=2FC8D2F2690C2FE3&index=16
左側に見える角(東側の角)がビデオの時計で2秒に潰れ始めます。そしてすぐに左側の面(南東側の面)の79階から白っぽい噴煙の噴出が開始します。まあ仮にこのあたりを「崩壊開始」としておきます。
次にこのビデオで確かめてみます。ビデオの時計で14秒の時点で東側の角が変形を開始しました。その後、画面がずっと引けて全体像が映るのですが、さて、「崩壊終了」はいつでしょうか?
First tower collapse view from 6th avenue(北東路上から:東角崩壊開始アップ〜全体像)
http://www.youtube.com/watch?v=fMibXJjx_DE
次のビデオは始めから全景を映しています。ビデオの開始がちょうどその「崩壊開始」となっているようです。これでも「崩壊終了」は何秒のときだと思いますか?
SG1_2_(北東側路上から:遠景、通常速度、崩壊全体像)
http://www.youtube.com/watch?v=RbA_JF4DufU
これらのビデオではちょっと判定が難しいですね。こちらの方向から映されたビデオで、「終了」の判定がしやすいものが無いのです。では逆側から見てみましょう。
このビデオの開始は先ほど仮定した「崩壊開始」とほとんど一致していますが、左側に飛び出す黒い煙から判断すると、やや遅れているかもしれません。
9/11: History Channel South Tower closeup(南西側上空から:通常速度、アップ、崩壊開始時から)
http://www.youtube.com/watch?v=Gud2ay4I9Mw
さて、外周のフロアー部分で「崩壊の終了」をどの時点と見ますか? これは難問です。「終了の定義」で異なるでしょう。
私はとりあえず《崩壊中と思われる箇所から新たに粉砕された物体が吹き出すのを止めたとき》とみて、このビデオの時計で13秒くらいかなと思っています。というのは、そこから後では盛り上がっている粉塵が落ちるだけで、中心部分からの新たな動きが感じられなくなるからです。
そうすると、第2ビル崩壊の時間は「13秒ちょっと」ということになります。これは人によっても異なるでしょうが、いくらなんでも「15秒」まで延ばす人はいないでしょう。
ただ「10秒」は早すぎます。10秒の時点ではまだ下の方に健在な下層階が見えています。
次に第1ビルに行きます。アンテナの動きは大部分のビデオでは見えませんので、やはり屋上階が下がり始めた時点を「崩壊開始」とします。次のビデオを見てください。ビデオの時計で16秒の時点で崩壊開始が確認できます。
North Tower WTC 1 Collapse From Hoboken(西側遠方から:崩壊全体、遠景、通常速度)
http://www.youtube.com/watch?v=ESaIEVxLnK4
「崩壊終了」は、となると、これは難しいです。先ほどの「定義」に基づいて、私はビデオの時計で30〜31秒くらいだろうと思っているのですが、どうでしょう。(それだと14〜15秒となります。)
次はどうでしょうか。ビデオの時計で2〜3秒で「崩壊開始」が確認できます。
North tower of world trade center collapse(ABC:北方向から、通常速度)
http://www.youtube.com/watch?v=oCSXco-bPNo
「崩壊終了」は17〜18秒ではないかと思います。そうするとやはりかかった時間は15秒前後となるでしょう。
いかがでしょうか。「開始」と「終了」をどのように仮定(定義)するかで異なるでしょうが、私は第2ビルを13秒、第1ビルは15秒かな、と思っています。これが妥当な線ではないでしょうか。(拙著『「WTCビル崩壊」の徹底研究』ではこれよりやや短い時間を考えていましたが、使用したビデオの違いです。)
どちらにしても『自由落下速度』はちょっと大げさでしょう。もちろん「政府発表」の《第2ビル10秒》にしても、NISTによる《第2ビル9秒、第1ビル11秒》にしても、これらの「公式見解」は論外です。特にNISTによるデタラメぶりは非常に目を引くものです。
要は「まともに調べていない」ということで、その「サボリ」に対する非難はできます。しかしそれに対して『ほとんど自由落下速度であるのはおかしいじゃないか』というのは単なる揚げ足取りに過ぎないと思います。(だから「反陰謀論」側から逆の揚げ足を取られることになる。)私は相手にしません。
またNISTもNISTなんで、自分が9秒とか11秒とかロクに確かめもせずに言ってしまったために、鉄骨構造が「上の質量に対して抵抗をほとんど示さなかった」などというデタラメを言って恥の上塗りをしているのだから、救いようがありません。ミスを認めたらもう少し楽な対応ができそうなものを。
(ひょっとしてひょっとしたら、NISTによるこれらの明白なデタラメは、逆に「公式説」を無意味にしようとして意図的に行った、NIST研究員の米国政府に対する「抵抗」なのかな? だったら『自由落下』を楯にとっての攻撃も、別の意味で「価値がある」のかもしれない。しかしその場合であっても、実際には「上の質量」など存在しなかったことが意識されていなければならない。Architects & Engineers for 9/11 Truthのリチャード・ゲイジなどはそのことを分かってしゃべっている気配があるのだが、日本で「真相究明」を行う人は重々注意しなければならない。)
コア構造の崩壊については話が長くなりますので、ここでは省略します。
以上です。