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検証Aのバーネット先生の「しかもー、鋼鉄でできたビルが火災で崩壊した例は今まで一つもないのです」を検証する
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/412.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2007 年 10 月 26 日 08:19:15: 0iYhrg5rK5QpI
 

このジョナサン・バーネット工学博士の見解は一見正当に見えますが、9.11当時の発言なら、事実だす。

視聴者は「今まで」という限定性は、「9.11まで」という時間的な規定を与えているものとの認識のもとに、制作者の進める映像に見入る。これは誤りだす。ま、このことはほかの人々も明らかにすてますから脇に置きます。

問題はこの部分のおらなりのコマの分析の結果驚くべき、制作者の意図が見えてすまったこつなんです。ほいは次のようなこったす。

この先生が語り終える瞬間には、制作者は、この見解に勢いを得て、ツインタワーのWTC2の崩壊の映像を意味ありげに流しているが、すかす、なんとも思慮の足んねこって。今度は、崩壊するWTC2の方角から、崩壊するWTC2の崩壊の様子を見せてくれている。んで、この時間が午前9時59分(これはおらの解説だす)。

そこで思い出してけらっしゃい。先ほど、「炎よりも煙が多いように見える」と言ってさまざまな目くらましをくわせていたべす。いかにもWTC1では煙すが出てねえっつう印象ば視聴者さ与えていたべ。

http://www.asyura2.com/07/war97/msg/406.html

ここでは、番組制作者は、バーネット先生の言から「火災」そのものに言及してゆぐ段取りば組んだんだべな、ほいが、この崩壊の映像で、努力も水の泡んなっつまっただす。

なすてか?映像ば見ればわがる。先ほどの「炎よりも煙が多い」っつう映像ではWTC1の北面からの映像で、南の炎ば少なめに見せる工夫ばすてた、んでWTC2の幽霊署長の証言を引きながら、「炎」ば語るに、WTC1の映像ば見せる、っつう手法ば使ってた。

んで、今度はWTC2の南面からの映像で、WTC2の崩壊具合だけを見せる細工をすただすな。太陽は右から当たってるから、WTC2が手前で、WTC1が奥になる位置関係だ。んで、WTC2の、飛行機が突っ込んだ部分は、「炎より煙が多い」コマ

http://www.asyura2.com/07/war97/msg/406.html

では、突っ込んだ部分の損傷があまりにひどくて火災がメラメラ発生すてたべさ、これを見せずにWTC1の北面からWTC2の炎上具合ば見せてた。本当はその裏側(南側)が見たいんだすが、これは見せてくんなかった。

そすてバーネット先生がでてきたら、今度はWTC2が崩壊すてるとこで、WTC2の南側からの映像ば、燃え盛ってるはずのビルの突撃部分が崩壊すた直後に、崩壊の粉塵で煙幕で覆われてすまってる部分からフィルムを回してんだすよ。WTC2が燃え盛ってるとこば見せてくれりゃ、ま、出し惜しみすてねえんで善良だと思うっす、だども制作者は自分たちの目的とするところさ視聴者ば誘導するには、見られちゃ困るもんはあっさりカット。

だども、フィルムは語る。映像の真実も、制作者の意思を越えて伝わるもんだ。

ようぐこの崩落場面ば見てみると、なんのこたねえやい、WTC2の後ろの(画面では左に見える)WTC1が炎を出して燃えてるのが見えてんだよ。ヒエーッツ、あの炎の高さは、ワンフロアー分はあるベヤッツ、とおらは驚きだ。それは4メートル近くにおよんでいるんではねの?ビルの大きさから言えば4メートルなんて小さい小さい、大した火事ではねえってなわけで、崩壊のエネルギーば見せたぐてこの映像ば出したんだべね。ま、おらも馬鹿だけど制作者もちょっとばかすいお馬鹿さんだった。

つまり、問題は、バーネット先生の言はともかく、ここではWTC1が燃えてるのは事実だっつこと。あの燃焼してる時間は、9時59分がWTC2の崩壊の時間だってわがってるから、WTC1はこのときまでに、8時46分から1時間13分燃え続けてるってことになりますだ。あの、60階から生還すた銀行員のかたの証言

http://www.c-museum.jacic.or.jp/c-museumn/Topics/topic01.html

で、地上5階まできたときには階段が消火活動で使った水で水浸しになっていたとわがるから、5階に居るということはまだ避難開始から1時間以内での1階到達の前の時間であるべ。

この人が5階から1階に到達するまでには階をくだるごとに出口付近の混乱も含めて時間がかかるはずだから、10分要したとすれば、飛行機が衝突した箇所からの火災は、ジェット燃料が燃えているわけだすから、消火活動ははっきり言って焼け石に水だったべす。んだから50階からさらに下の階さ炎が降りてきていることも推測できることだす。消防隊も前線ば退かねばなんねがったはずだ、という推察が成り立つ。

この人がビルから退却すてWTC2の崩壊の音を聞いたのが退却後15分後、つまり、そのときは、WTC1の内部では火勢がさらに地上階へ迫ってきてることを想像することは、不可能ではねっす。つまり、WTC1は崩壊30分前で、火勢が地上階さ限りなく近づいたって推察でけます。

このことは何を意味するか。

すでにWTC1では、コア柱がジェット機の衝突による衝撃で、コア柱を構成する一本一本の鉄骨(一本あたり9メートル、つまり背骨の脊椎にあたる)が、接合箇所のボルトも押し上げられて致命的な損傷を受けて、いつ崩壊すてもおがすくはねえ状態だったすが、火災の進行がまだ遅い状態だったみてで、なんとかビルの姿勢を保っていた状態だすな。


ワールドトレードセンター、「背骨」断裂でテロ崩壊説
http://www.geocities.jp/toolbiru/topic/top-07.09.15-2.htm

コア柱ば構成する鉄骨は何本?WTC1,2ともコア柱は47本だから、
411メートル÷9メートル×47本=2146本、と荒計算がでけます。瞬時にすて上層部のコア柱は背骨(脊髄)を打ち砕かれて、ま、ぎっくり腰みてな状態さなった。椎間板がはずれた。

これに満載されたジェット燃料がビル内部に飛散すたわけだすが、制作者はここでもその手口を暴露されるこつさなりまんど。テレビのコマを追ってゆけばその手口がようぐわがる。

「火災は大したことはない、煙が出てるだけじゃねえすか」と視聴者を、肝腎なもんば見せずに番組ば進めてゆぐわけだす。
ところが、十分にボロが出ない配慮をしないと、おらみてな重箱の隅をつつく人間から、思わぬところで、間抜けぶりばさらけ出されるこつさなります。ご用心。慎重さは必要だすな。

バーネット博士の話に戻りましょう。先生は何を言いたかったのか?

比較対象するときには、同一条件のもとでの物質の経時変化を見る(観察する)のが、客観的であり物理学=自然科学の基本だべすな。しかるに「これまで(9.11まで)火災で崩壊したビルは一つもありません」なんていいながら、ロスの火災以外は9.11以降のビル火災を出す、この制作者の鈍感ぶり。比較自体が、まったく違う条件のもとでの火災であるのに「火災」のただ一つの類似性を必要十分条件とすてるこのマヤカシ。

ベネズエラでもマドリッドでも、ビルが400メートルあって、吹き抜け構造でコアがあって、燃料満載の飛行機がコアに体当たりして、その上で崩壊はなかった、消火活動もなねがった、というなら別だすが、マドリッドのビルは100メートルそこそこだすから、比較になんねすな。

まんず、燃料満載で50トン、ジェット燃料だよ。これが、ケロシンだ、石油ストーブの燃料と大差はねえ、ストーブの灯油タンク(ま、満タンで4リットルと仮定すましょう)大したもんではねえ、ほれがWTC1,2の崩壊の原因にはなんね、つうような方向さリードしようなんて、番組は映像の出し方で工夫すてるこつがわがる。

だども実は、WTC1,2にばら撒かれた燃料は半端じゃねえよ。4リットルの灯油タンクに換算すれば、一体何本分の石油タンクばばら撒いたのか?ピンと来ねんではねすがや、たかだか4リットルの灯油缶ば見せられては。すがす、実は次のような仮説が成り立ちますだ。

50トンとは5万リットル、つまり4リットルの石油ストーブの燃料タンクの容量と仮定すれば、5万割る4で、12500本にりますだ。これがWTC1,2それぞれの階に行き渡って発火すた時点で瞬時の崩壊が可能になったっつう仮説も成立すねでもねえ。

WTC1では部屋数は今不明だすから、フロア数で計算するなら、94階の被災階以下に流れたジェット燃料は、
灯油缶換算総数12500本÷94=133本分のジェット燃料が各フロアにばら撒かれた勘定になる。

WTC2では78階の被災階以下に流れたジェット燃料は、 12500本÷78=160本分のジェット燃料が各フロアにばら撒かれた勘定になりますが・・・。

んで、比較になんねほかのビルの火災の計算なんざどうでもえぐなることが明らかになりますので、おらはここからは崩壊にいたるメカニズムば自分で考えてみますた。

飛行機の突入後の進路について、まだおらのネット検索の量の不足で、以前は飛行機がWTCで2はコア柱さぶつかってもせいぜい燃料タンクとすての左翼の先端が当たった程度かと思ってますたが、今、WTC1,2の飛行機の止まった位置がわがりますた。そこで、WTCに衝突すた飛行機も翼も全部破壊されて、機体が東側のコア柱7本破壊すてますので、ここでおらの頭にインプットされた情報を更新します。んで過去の想定は変更せねばなりません。あらかじめここで修正を宣言すときます。ここまでたどりつくのに、結構時間がかかりますた。頭が悪いもんで。

鹿島のシミュレーションだすが、燃料の飛散範囲も明らかにされてます。
http://www.kajima.co.jp/news/digest/nov_2003/forefront/index-j.htm

その上で、410メートルより低いはずの78階の高さから、中が空洞で、63メートル四方の壁面さくっついてるようなオフィス面の、外周さ一番近いあたりから一つの石油タンクさ火をつけて床さ放り出せば、どだいになんだすべ?灯油タンク一つでも中身はジェット燃料だかんね。あの、沖縄は那覇空港の中華航空機が炎上すた事故でも、エンジン炎上後、空っぽに近い燃料が引き金となって、機体ば燃やし終わるのに何分かかったべ?この事故はオープンスペースで起こったこったす。すがす、WTCは機密性の高いビル内部での火災だす。

そのような、中が空洞の地上から400メートルの高さのビルの中っつう条件であることをお忘れなく。飛行機が突っ込んだところは地上から続く吹き抜けとエレベーターシャフトから上がってくる炎の煙突の出口さなります。
そういう状況が描けなければ、なにか、思考力が貧困だすなと、番組制作者に物言いをつけたぐなるおらだす。

んだから、外観では理解を超えた現象が、ビルの中では起こってた可能性が十分あんだすが、それは一体いかなるもんだったんだべ?

思うに、通常の火災どこではねえ、炎上地獄の世界だべ。「消火ホース二本で消火でける」程度の「一番火勢の強かった78階」ではねんだよ。コアを中心にグツグツとジリジリと鉄が燃焼され、ぐにゃりと曲がりはじめた瞬間があんだべす。くの字形に曲がったコア柱も写真でなんぼでも発見でける。こいが一つのビルあたり36万トンの重量を支えていたもののコア柱ば構成する一本の鉄骨だ。WTC2では、東側のコア柱7本が深刻なダメージを受けていることが、シミュレーションでわがりますた。このことがコアの座屈ももたらした。

(つづく)

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