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(回答先: 毎日【ブッシュ演説:「出口戦略」は先送り イラク安定見えず】 投稿者 木村愛二 日時 2007 年 9 月 14 日 16:09:28)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007091502048931.html
2007年9月15日 朝刊
【ワシントン=小栗康之】ブッシュ米大統領はイラク政策についての十三日の国民向けテレビ演説で、駐留米軍の一部撤収を表明した。ただ、治安の安定などに成功するまで戦い続ける意向も表明。大統領の任期が切れる二〇〇九年一月以降も米国の関与が必要との認識を示し、「出口戦略」は次期大統領に丸投げしたといえる。
「成功に応じて、米兵は帰還することができる」。大統領は演説で一月からの増派成功によって、一部撤収が可能になったことを強調した。
その一方で「イラクでわれわれは成功できるし、成功しなければならない」と発言。二つの発言を裏返して考えれば、成功するまで、米兵は帰還できないことになる。
政策の見直しのようにも聞こえる演説内容だが、実はイラク政策の長期継続を意味していることは明らかだ。一部撤収後も駐留を続ける十三万人規模の米兵をどうするかの判断は来年三月以降に決める意向も示した。
また、大統領は「成功のためには、私の大統領任期後も米国による政治的、経済的な関与、安全保障上の関与が必要だということをイラク政府は理解している」と述べ、次期政権以降もイラク政策を継続すべきだとの考えをにじませた。
〇三年三月のイラク攻撃開始からの「戦い」をブッシュ政権の「遺産」としたい大統領。大規模な撤退は自らの失敗を認めることになり、任期中には絶対に許容できない。撤退したいのであれば、次の大統領にまかせるとの思惑がある。
こうした大統領の姿勢に対し、野党民主党のヒラリー・クリントン上院議員ら大統領候補は一斉に反発。候補者の一人、エドワーズ元上院議員は十三日、大統領演説の十五分後からテレビCMを流し始め、「もっと時間を。もっと米軍を。もっと戦争を。これが大統領が続けている戦略だ」と非難した。