★阿修羅♪ > 戦争94 > 772.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 急行列車脱線、テロか ロシア 60人負傷『線路に手製爆弾』【東京新聞】 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 8 月 14 日 22:04:16)
ロシア列車テロ 政権への打撃目的か【東京新聞】
2007年8月15日 朝刊
【モスクワ=稲熊均】ロシア北西部ノブゴロド州で十三日夜、モスクワ−サンクトペテルブルク間の線路が爆破され急行列車が脱線した事件で、プーチン大統領は十四日、連邦保安局(FSB)のパトルシェフ長官らに捜査の徹底とテロ対策の強化などを命じた。ロシアでは今年末に議会選、来年三月に大統領選を控えており、プーチン政権に打撃を与えるテロとの見方も浮上している。
捜査当局の調べでは、爆破により線路には深さ七十センチ、直径二メートルの穴ができており、TNT火薬二キロ相当の破壊力だった。爆発は電気コードを使った遠隔操作で一両目車両の通過時に起きた。爆発物は鉄橋の三十メートル手前の線路上に仕掛けてあり、犯人が列車転落を狙った可能性もある。
パトルシェフ長官は大統領との電話会談後「ロシアではテロとの戦いが終わっていないことが示された」と指摘、「議会、大統領選を前にロシア社会の混乱を狙ったテロリストの活動が強まっている」との見解を示した。
インタファクス通信が捜査当局筋の話として伝えたところによると、犯行は、チェチェン独立派やロシア民族主義集団など過激派によるものか、マフィアの利権抗争の果てに起きたとの見方が強まっているという。
現場となったモスクワ−サンクトペテルブルクの鉄道はロシアの首都と第二の都市を結ぶ国内最重要幹線。サンクトペテルブルクはプーチン大統領や有力後継者のイワノフ、メドベージェフ両第一副首相の出身地でもあり、現政権は同路線の高速、近代化に力を入れてきた。事件で脱線した「ネフスキー急行」も高速化を象徴する列車(最高時速百九十キロ)だった。
また、二〇一四年の冬季五輪開催地にロシア南部のソチが選ばれたことから、プーチン政権は開催までに、モスクワからソチまで高速幹線を延長し、国家の威信をかけた「ロシア版新幹線」を建設する構想を打ち出したばかりだった。
ロシアでは三百人以上の犠牲を出した二〇〇四年九月の北オセチア・ベスラン学校占拠事件を機に、プーチン政権が対テロ掃討作戦を強化して以降、国内で大規模なテロは起きていない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007081502041123.html