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(回答先: 米国が核兵力管理で緊急分析、パキスタン政局の緊迫化で(CNN) 投稿者 天木ファン 日時 2007 年 8 月 11 日 23:16:38)
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200708100023.html
2007.08.10
Web posted at: 18:48 JST
- CNN
パキスタン・ラホール――国内の締め付けを図るためムシャラフ大統領が非常事態宣言を検討したとされるパキスタン情勢で、同国政府高官は9日、ライス米国務長官が大統領に電話し宣言発令の阻止で説得した事実を明らかにした。
ムシャラフ氏に対しては、最高裁長官の解任騒動、陸軍参謀長を兼務したままの大統領選出馬問題などで野党の圧力が高まり、大統領は9日、治安当局者らと協議、軍の力を前面に出す非常事態宣言の是非を検討したとされている。ムシャラフ氏が直面する内政などの危機は1999年の権力奪取後、最悪の状況とも指摘される。
米国務省のマコーマッック報道官は、長官が9日にムシャラフ氏に電話したことは認めたが、内容は明らかにしなかった。パキスタン政府高官は、ライス氏の電話は非常事態宣言を検討とのメディア情報が漏れた後としており、宣言発表で野党の攻勢が一段と強まり国内情勢がさらにこじれることを懸念したライス長官が説得したともみられる。
ムシャラフ大統領は米国の対テロ戦争に協力しているが、国内のイスラム強硬派勢力が反発する原因ともなっている。ブッシュ米大統領は9日の会見で、パキスタン情勢に触れ、自由で公正な選挙の実施が必要と指摘、ムシャラフ氏に対し民主的な方法での難局打開を求めた。