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(回答先: 慰安婦被害事実調査報告・・・ 「慰安婦」の強制徴用が旧日本軍による組織的な行為だった 【人民網】 投稿者 hou 日時 2007 年 7 月 09 日 19:14:18)
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/07/070709c.htm
葉菊蘭・前高雄市長が来日、東京で「台湾人の歴史的使命」をテーマに講演
来日中の葉菊蘭・前高雄市長は7月8日、東京都内のホテルにおいて「台湾人の歴史的使命はなにか」(日本台湾医師連合主催)と題する講演を行なった。
葉菊蘭氏は、民進党の次期総統公認候補の謝長廷・元行政院長が掲げる「台湾維新」に呼応することを表明し、「維新は変革であり、毛虫から蝶々になるまでにはさまざまな試練がある」とし、「7年前の政権交替を喜びながらも、台湾内部の衝突に直面し、一体何が是か非か価値観の混乱が起こっている」と台湾がいま抱える問題点を指摘した。そして葉氏は自身が政治理念の伝道師としての役割を果たしたいとの意志を示した。
葉氏は18年前に立法委員選挙に出馬したとき、自身を台湾人と認識する台湾住民は5%に過ぎなかったのが、現在では70%が「台湾人である」と認識していることを挙げ、台湾人意識が高まりを見せつつある一方で、「台湾人であり、中国人でもある」という国家アイデンティティーの混乱が依然存在するという問題点を挙げた。
葉氏は「私は中国人であり、台湾人でもある」という場合、この「台湾」は一地方に過ぎないと指摘した。そして、日本統治時代に蒋渭水が台湾民衆党を率いて日本当局に抵抗したことが、国民党からも評価されていることについて、「蒋渭水の漢人意識を大中国イデオロギーの証拠として、台湾と連結してこそ中国があるという主張を証明しようとするのは蒋渭水を侮辱し、日本統治時代の知識人の反封建、反植民地の立場を歪曲するものだ。台湾の先人が示した中国への善意は中国が台湾を植民地にしてよいという理由にはならない」と強く批判した。
現在の台湾について葉氏は「総統選挙は民選。立法委員も民選。地方首長も民選。民主国家であることは間違いない」としながらも、蒋介石を指して「軍隊をもってこれほど台湾人を傷つけた元凶が、いまなお台湾で神のようにあがめられている」と指摘し、「独裁時代の毒素はまだ消えていない」との認識を示した。一方で「今は民進党が与党なので、共に正常な国家を建設しようと和解を呼びかける必要がある」との考えを示した。
また、客家人である葉氏は「これまで言葉の問題で、客家人は(台湾語重視の)民進党に冷淡だった」と指摘し、「与党の民進党は客家で台湾を愛しているという人たちにも声をかけなければならない」と述べ、「私は政治理念の伝道師となって、台湾人として、客家人との架け橋になりたい」と述べ、自ら台湾の客家人たちに向かって語りかけてゆく決意を示した。
葉氏は自身の理念として、「1.命をもって祖国の自由と民主主義を守ること。2.多元化社会を作ること」の二点を挙げ、「多数が少数を尊重し、弱小勢力の文化を保存させなければならない」と主張した。
葉氏は台湾と中国の軍事バランスが崩れることはアジアの平和に対する脅威であると指摘し、「台湾を祖国と思うなら、どうして中国の脅威を無視できるのか」と述べ、「台湾が国連から追い出された状態は台湾人にとって深い痛みである」と訴えた。そして、「WHOの加盟も許されず、防疫ネットからも外れている台湾2,300万人の孤独感は非常に強烈なものである」として、国際社会は弱肉強食ではなく、人類愛や人権、正義感を重視すべきであると強調した。
台日関係について葉氏は、日本政府が「一つの中国」の1972年体制を改め、台湾と正常な外交関係を築くよう呼びかけた。
《2007年7月9日》