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□米国がイラクで急ぎ達成したいこと、石油 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20070514/1179130272
2007年5月14日(月)
米国がイラクで急ぎ達成したいこと、石油 2007/05/14
ロサンゼルス・タイムズ
2007年5月13日付
(要旨)
石油法案はイラク国民議会に上程されなかったが、米国政府高官が「内戦終結にとって重要」としているこの石油法案はイラクの国会議員のあいだで深刻な問題となっており、彼らの多くはこれを米国政府の日程を満足させるために慌てて作られた文書だと見なしている。
反対理由はさまざまだが、次の2つのことは明白である。5月はホワイトハウスが約束してきた最終期限である。たとえ法案が通過しても、石油収入をシーア派、クルド人、スンニ派の3地域でどう配分するか、外国の投資をどれだけ認めるかという重要問題は解決できない。これらの問題は将来の議論に委ねられるだろう。
この石油法案が抱える問題は、ブッシュ政府がマリキのイラク政府に受け入れさせようと圧力をかけている他の「基準」にとってもそのの前兆となる。その「基準」とは、各州の選挙、元バース党員の公職停止を解除すること、軍の配置とイラク憲法の修正を含んでいる。
ワシントンの共和党指導部は政府当局に対して、もしイラク政府が夏の終わりまでにこれらの「基準」を受け入れないなら、ブッシュのイラク政策に対する議会の支持は崩壊するだろう、と警告した。彼らの苛(いら)だちは、イラク訪問中のチェーニー副大統領によって9日に強調された。
チェーニーは記者団に、「目の前の問題を前に進めることがひじょうに重要であり、余計な遅延の釈明は聞きたくない明らかにした」と語ったのだった。
しかしイラクの議員たちは、石油という重大な問題一つをとっても、ブッシュを満足させる素振りをほとんど示さなかった。
イラク北部のクルド自治区から選出されたマフムード・オスマン議員は、「われわれはバグダッド時間とワシントン時間という2つの時計を持っている、ま、これは一つの例だがね」と言った。「これがいつも問題なんだ。ワシントン(米国政府)は自分たちの政治日程にあわせてことが進展するようイラク人に圧力をかけてきた」。
Iraqis resist U.S. pressure to enact oil law
作成者 uruknews : 2007年5月14日(月) 17:11 [ コメント : 0]