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□パキスタンの部族地域に新世代のアルカイダ指導者が台頭=米紙 [AFP=時事]
http://news.www.infoseek.co.jp/afp/world/story/20070402afpAFP011751/
パキスタンの部族地域に新世代のアルカイダ指導者が台頭=米紙 (AFP=時事)
【ワシントン2日】2日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、2001年9月11日の米同時テロの後、国際テロ組織アルカイダの多くのトップ工作員が死亡もしくは拘束されたのを受けて、新世代のアルカイダ指導者がパキスタンの部族地域に台頭している。同紙は米情報およびテロ対策当局者の話として、この現象は米情報機関の中に驚きと落胆を引き起こしていると報じた。≪写真はアルカイダのアブヤヒヤ・リビ指導者≫
米、欧州、パキスタンの当局がテロ捜査中に証拠を集めながら、何カ月もかけて新指導部の全体像をつくり上げている。アルカイダ組織についての新情報は、パキスタンの部族地域での工作員間の通信を傍受して得たものという。
英紙タイムズによると、容疑者の尋問および英米の捜査員が昨年夏、複数の旅客機をロンドンから離陸後に破壊するテロ計画を阻止したあと集めた証拠も重要だったという。旅客機爆破計画の捜査の結果、当局者は、アブウバイダ・マスリと呼ばれるエジプト人の民兵司令官がパキスタンにいるアルカイダ工作員で、同計画をまとめたとの結論を下した。
マスリ容疑者はアフガニスタンでの戦争経験者で、パキスタン、アフガニスタンの間の山岳国境地帯を頻繁に訪れているとされている。同容疑者はこれまで、アフガニスタンのクナル州での民兵活動の担当者とみられてきたが、アブハムザ・ラビア容疑者の死後、アルカイダの上級工作員の一人として登場した。ラビア容疑者は05年にパキスタンでミサイル攻撃を受けて死亡したエジプト人。
タイムズ紙によれば、マスリ容疑者や一握りの他のアルカイダの重要人物についての証拠から、米情報組織内では、パキスタンの部族地域にあるアルカイダの中核指導部の力や過去2年間の最も重要なテロ計画のうちのいくつかに果たした同指導部の役割について再評価するに至ったという。
[ 2007年4月2日23時26分 ]