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http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20070327_122920.html から転載。
モッタキー外相、ベケット英外相と電話会談
2007年03月27日付 Iran紙
イラン外相と英外相は、15名のイギリス人水兵がイラン領水で逮捕されたことに関し、電話にて話し合いを行った。
マヌーチェフル・モッタキー外相はこの電話会談の中で、イギリス軍部隊がアルヴァンド川においてイラン・イスラーム共和国領内を侵犯したことに抗議し、「この問題は現在、関係当局によって法的な調査が行われているところである。調査が終わり次第、彼ら〔逮捕されたイギリス軍兵士〕との面会の可能性も用意されるであろう」と述べた。
マーガレット・ベケット英外相もまた、この電話会談の中で、イラン国境警備兵によるイギリス軍兵士逮捕に対して懸念を表明、駐イラン英領事が拘束された兵士らと面会できるよう、対応を求めた。
一方、イラク沿岸警備隊司令官のハキーム・ジャースィム准将は、イランで拘束されている英海兵隊員らがイラン領水内に入っていたことを認めた。
同司令官は、イギリス軍によるこの行動に驚きを表明すると同時に、「われわれはイラク人漁師を通じて、イギリス軍がイラン領水内にいることを知った」と語り、さらに「イラク沿岸部隊は、イギリス軍兵士がどのような理由でイラン領水内に入ったのか、何も知らない」と付け加えた。
他方、トニー・ブレア英首相は、イラン領水を侵犯したイギリス人海兵隊員15名の拘束後、初めての反応として、「この問題を難しいものにしないためには、可能な限り速やかに解決することが重要だ。この問題〔イランによる英兵士逮捕〕はまったく正当化できるものではなく、誤った行為だ」と述べた。
現地の新聞はこちら⇒http://www.iran-newspaper.com/1386/860107/html/politic.htm#s677073
関連記事(拘束されたイギリス兵、テヘランに移送:イラン領水侵犯を自供)⇒http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20070326_234418.html
(翻訳者:斎藤正道)
(記事ID:10494)