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(回答先: アフガニスタン:タリバンの誘拐事件、動機は「報道の自由」? [JANJAN] 投稿者 white 日時 2007 年 3 月 26 日 22:48:35)
□タリバン・メンバーとの交換に懸念=イタリア人記者解放で米国防長官 [AFP=時事]
タリバン・メンバーとの交換に懸念=イタリア人記者解放で米国防長官 (AFP=時事)
【ワシントン22日】ゲーツ米国防長官は22日、アフガニスタンで拉致されていたイタリア人記者がアフガン政府に捕らえられていたイスラム原理主義組織タリバンのメンバーとの交換で解放されたことについて、懸念を表明した。≪写真は、解放され記者会見に臨むイタリア人記者マストロジャコモ氏≫
この記者は伊レプブリカ紙のダニエレ・マストロジャコモ氏。2週間前にタリバンに拉致されたが、19日に同組織メンバー5人との交換で解放された。ゲーツ長官は、米国はアフガン政府に影響力を保持しているとしながらも、イタリア政府とアフガン政府の間の合意を阻止する力はないと語った。また、解放されたタリバン・メンバーがアフガンに展開する多国籍軍への攻撃を再開する可能性への懸念を明らかにした。
これに対し、イタリアのダレーマ外相は、マストロジャコモ記者と一緒に拉致された運転手がタリバン側に処刑された点を念頭に、同記者を救出できたことを遺憾とは思わないと強調。同記者が殺害されることで議論が惹起するよりも、救出したことによって議論が起きるほうがましだと述べた。
米国、英国、オランダの各国政府は、今回拘束者の交換が行われたことによって、同様の拉致事件が発生しかねないと指摘している。
[ 2007年3月23日12時4分 ]
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□記者とタリバン幹部の交換は遺憾=米がイタリアに表明 [AFP=時事]
記者とタリバン幹部の交換は遺憾=米がイタリアに表明 (AFP=時事)
【ワシントン21日】米当局者は21日、アフガニスタン南部でイスラム原理主義勢力タリバンの武装勢力に拘束されていたイタリア有力紙レプブリカのダニエレ・マストロジャコモ記者の解放と引き換えにタリバン幹部数人が釈放されたことに関して、イタリアに遺憾の意を表明した。≪写真は3月20日にローマのチャンピーノ空港に到着したマストロジャコモ記者≫
同当局者は、同記者とタリバン幹部の交換は、アフガニスタンでタリバンと戦っている北大西洋条約機構(NATO)軍兵士やアフガニスタン軍兵士が同様の拘束に遭う危険を増大させると指摘した。マストロジャコモ記者は2週間拘束された後、解放された。アフガニスタン大統領府は、同記者を解放させるためタリバンの捕虜数人を釈放したことを認めている。大統領府は釈放した人数については明らかにしていないが、アフガニスタンの通信社はタリバン司令官の話として、5人の捕虜が釈放されたと伝えていた。
米当局者は「われわれとしても同記者の解放を喜ぶものであるが、同記者の解放を取り巻く状況に若干懸念を抱いている」とした後、「人質の無事帰還を実現するため、あらゆる適切な手段を用いるが、人質を取っている個々のグループに譲歩はしないというのが米国の政策である」と述べた。そのうえで「これらの譲歩はNATO軍やアフガニスタン軍の兵士の危険を増大させる。米国はこうした懸念を外交ルートを通じてイタリアに伝えた」と付け加えた。
[ 2007年3月22日14時42分 ]