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ライス米国務長官、来週に中東を歴訪へ
http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=worldNews&storyID=2007-03-15T130741Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-251292-1.xml
[ワシントン 14日 ロイター] ライス米国務長官は14日、来週に中東を訪問することを明らかにするとともに、サウジアラビアが提案している中東和平案(ベイルート宣言)について好意的に発言した。ただアナリストはサウジの和平案が機能するかどうかについて懐疑的な見方を示している。
ベイルート宣言は2002年にベイルートで行われたアラブ連盟首脳会議の際にサウジアラビアが打ち出したもので、アラブ諸国がイスラエルとの関係を正常化する代わりに、イスラエルが1967年の第三次中東戦争で占領した地域から完全に撤退するという内容。
この案に対する関心は高まっており、最近ではイスラエルのオルメルト首相が根本的な考え方に前向きな評価を下した。ただし、1967年以前の境界線への撤退や、パレスチナ難民にイスラエルへの帰還の権利を与えるといった要求に応じることは政治的に不可能に思えるとしている。
ライス長官はレブニ・イスラエル外相とともに行った記者会見で「長期的な紛争解決について語るのは良いことだ」と述べた。