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(回答先: イラク帰還の傷病兵が病院告発 病室の壁は一面にカビ 【朝日】 投稿者 どさんこ 日時 2007 年 3 月 14 日 02:20:47)
【ワシントン和田浩明】
イラクとアフガニスタンから帰還した米兵約10万人のうち、4分の1が心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神的障害があると診断されたことが、12日発行の米医学誌に掲載されたカリフォルニア大サンフランシスコ校などの研究で明らかになった。家族との関係維持に問題があるなど心理的トラブルを抱える事例も含めると、3割以上が治療や心理的ケアを必要とする状態にあるという。
同校医学部のカレン・シール博士らは01年9月〜05年9月に退役軍人省の医療施設などを訪れたイラクとアフガンの帰還兵10万3788人のデータを分析。25%にあたる2万5658人が精神的障害を有すると診断されたことを確認した。最も多かったのは1万3205人を数えたPTSDで、精神的障害と診断された患者の半数に達した。医療施設を訪れた帰還兵総数の13%にあたる。
他の診断例は不安障害、適応障害が多かった。複数の精神的障害を持つと診断された帰還兵も1万4339人いた。
研究チームによると、障害が見つかった比率が最も高かったのは18〜24歳の若い兵士で、患者中の29%(7558人)を占めた。性別で見ると、医療施設を訪れた女性兵士の26%で、男性兵士の25%で、それぞれ精神的障害が見つかった。
シール博士らは「特に若い兵士を対象に、予防措置や早期診断システムの改善が必要だ」と指摘している。イラクやアフガニスタンでの戦闘はゲリラ戦的要素が強く、「見えにくい敵」を相手に多くの兵士が死傷している。専門家らは兵士の心理的ケアの改善を以前から求めている。
毎日新聞 2007年3月13日 11時35分 (最終更新時間 3月13日 12時28分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20070313k0000e030046000c.html