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(回答先: Re:米、対イラン攻撃吹聴しつつ核軍拡進める イラン現体制転覆への執念とNPT形骸化(ベリタ) 投稿者 近藤勇 日時 2007 年 3 月 08 日 22:44:40)
アメリカの新型核弾頭の製造計画
http://japanese.irib.ir/news.sun.htm#kaisetu
アメリカ政府による新型核弾頭製造の決定は、世界の大きな反発を呼んでいます。
アメリカの国内だけでなく、海外のメディアも、このアメリカの決定は、国際社会の核兵器廃絶の訴えを無視し、兵器管理に関する国際法規に反する行為だとしています。
アメリカ政府は、地下実験の実施を必要としない、新型核弾頭の製造を計画しており、これは、2012年までに、原子力潜水艦のトライデントミサイルに搭載される予定です。アメリカ政府は、新型核弾頭の製造により、地下実験の必要がなくなると主張しています。しかし、アメリカ議会の議員をはじめとする反政府グループは、この決定を、核兵器拡散、そして新たな兵器競争開始への政府の意志だと見ています。ブッシュ大統領は、就任以来6年間、様々な方法で、兵器の管理や廃絶に関する国際的な取り決めを破ってきました。
少し前にも、政府と議会の協力により、超小型核兵器の製造に向けた研究活動の禁止が、10年ぶりに廃止されています。アメリカはまた、弾道弾迎撃ミサイル制限条約を一方的に脱退し、世界の均衡を乱しました。さらに、核の先制攻撃を計画し、世界に混乱をもたらしている上、ロシアとは異なり、古くなった核弾頭を廃棄せずに、保管し続けています。
こうした行為はすべて、アメリカがライバル国に対して優勢を保つためのものですが、最終的には、世界の大国による新たな兵器競争を生み出すことになるでしょう。ソ連崩壊と冷戦の終結から15年、現在世界は、いつの時代にも増して、大国による核兵器の脅威に晒されています。フランスのシラク大統領が、テロリストへの核攻撃を示唆しましたが、このような出来事が起こっても不思議ではありません。そしてこういった行為の一方で、大国、特にアメリカは、年間数十億ドルを核兵器の製造、改良に費やしながら、他国から核技術の平和利用を奪おうとしています。核問題は、人権や民主主義といった問題同様、大国のダブルスタンダードを証明しているのです。