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□ビンラディン「パキスタン潜伏」説を首相が否定 [CNN]
http://cnn.co.jp/world/CNN200701260006.html
ビンラディン容疑者「パキスタン潜伏」説を首相が否定
2007.01.26
Webpostedat: 15:15 JST
- REUTERS
ダボス(ロイター) パキスタンのアジズ首相は25日、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者らの行方について、「政府が知る限りパキスタンにはいない」と述べ、同国に潜伏しているとの説を否定した。当地で開催されている世界経済フォーラムの年次会合(ダボス会議)で語った。
米国のネグロポンテ国家情報長官は今月、上院委員会での証言で、アルカイダ幹部らがパキスタンに潜伏しているとの見解を述べていた。名指しはしなかったものの、この中にはビンラディン容疑者や副官のザワヒリ容疑者が含まれるとみられている。
これに対し、アジズ首相は「具体的な証拠のない一般論を示されても、政府として対応、行動することはできない。(アフガンのイスラム原理主義組織タリバーンの最高指導者)オマール師もビンラディン容疑者も、パキスタンにはいないというのがわれわれの立場だ」と延べ、「証拠を握っている者がいるなら、明示すべきだ」と主張した。首相はまた、アフガニスタン国境での取り締まり強化を受け、タリバーンのメンバーらは越境を控えるようになっていると説明した。
オマール師の所在をめぐっては、アフガン当局が先週、タリバーンの報道官とされる人物が「パキスタン情報当局の保護を受けて西部クエッタにいる」と述べたビデオを公開。ムシャラフ・パキスタン大統領はこれを、「ばかばかしい」と強く否定していた。