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2月21日8時0分配信 産経新聞
【ベルリン=黒沢潤】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は20日午後(日本時間21日未明)、ウィーンでイラン核問題交渉責任者のラリジャニ最高安全保障委員会事務局長と会談した。国連安全保障理事会の決議がイランに求めたウラン濃縮関連活動の停止期限の21日にエルバラダイ事務局長がイランの核問題に関する報告書を安保理に提出するのを前に、「国連の制裁論議」と「イランのウラン濃縮活動」を同時に停止するとの同事務局長の包括案について交渉したもよう。ラリジャニ氏は会談に先立ち、問題解決のカギは「率直で建設的な対話だ」と述べた。
交渉で一定の結論が出ない場合、エルバラダイ氏は、イランが中部ナタンツの施設で濃縮関連活動を継続し、同施設の地下に濃縮用の遠心分離機3000基の設置を開始したことなどを報告書に明記する見通し。安保理が対イラン追加制裁論議を活発化させるのは確実だ。
エルバラダイ氏は、20日付の英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、イランがウラン濃縮に関する十分な技術を取得しており、早ければ6カ月後にも産業規模のウラン濃縮を開始できる、との見通しを明らかにした。
IAEAはこうした認識から3月に開催される定例理事会で、イランへの原子力技術支援の4割を全面的、もしくは部分的に凍結することを正式に決定する方針だ。
IAEA理事国35カ国に配布されている文書によれば、IAEAは計55の対イラン技術支援のうち、核兵器製造に直結しかねない原子力技術センター新設に関する支援など10件を全面凍結、専門家研修など12件についても部分的に凍結する方針だ。
最終更新:2月21日8時0分
捏造への第一段階?