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(回答先: サダムはコーランを持ち力強く従容として絞首台に上った/アラビアニュース 投稿者 white 日時 2006 年 12 月 30 日 22:45:08)
□【関連記事】コラム 樹海 2006年12月23日付け[日経]
http://www.nikkeyshimbun.com.br/061223-Column.html
コラム 樹海
2006年12月23日付け
きょう12月23日は天皇誕生日。昭和8年(1933年)にお生まれになった陛下も73歳になられ益々お元気に国民と親しく接しているのは喜ばしい。昭和天皇の頃は、在外公館が盛大な祝賀パ―ティを開いたものだが、近ごろは誕生日を避けてひっそりと行われるのはいささか寂しい。今から10年前にペル―の日本大使公邸での天皇誕生パ―ティがテロに襲われ公邸が占拠された事件の影響だが、一日も早く本来の姿に戻ってほしい▼陛下は新しい皇室を目指し努力を重ねておられるが、戦後のある時には苦々しさも味わったのではあるまいか。その一つが、46年5月3日に始まった東京裁判であったように思う。この年の4月29日にA級戦犯が起訴され48年12月23日に東条英機元首相ら七人が処刑されている。東京の陸軍施設を法廷にしたあの裁判から60年―が過ぎた。が、4月29日と12月23日は心ある人々の胸には重くも痛々しい▼昭和天皇と今上陛下(当時は皇太子殿下)の誕生日にあわせた起訴と絞首刑の執行には「勝者の裁判」が透けて見える。あの東京裁判には、事後法の適用など批判は多い。終身禁固の判決を受け55年に出所した故・賀屋興宣氏は衆議になり法務大臣になったし禁固刑の故・重光葵氏は改進党総裁になり政界で大活躍している。安保改定の岸信介氏は、A級戦犯容疑で拘留されたけれども、釈放され政界に踏み出した人物なのである▼と、東京裁判を振り返ってみると反省すべき点が多々ある。戦後を支配した東京裁判史観の見直しも進むし、きょうの誕生日は心からのお祝いをしたい。 (遯)