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(回答先: イラク南部諸部族が武装レジスタンスに合流 [イラク情勢ニュース] 投稿者 white 日時 2007 年 1 月 21 日 23:02:09)
□宗派・民族超えてサッカー楽しむ 戦時下のバグダッド [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/2989053/
宗派・民族超えてサッカー楽しむ 戦時下のバグダッド
【アルジャジーラ特約21日】イラクの首都バグダッドの中心地。毎日、いつもの決まった時間に彼らが集まって来る。首都で吹き荒れる暴力、混乱をものかわ、彼らは橋の下のピッチでサッカーを楽しむためにやって来る。
その近くでは迫撃砲が発射され、銃撃戦が展開される。集まるのはイスラム教スンニ、シーア両派教徒、クルド人、ときにはトルクメン人たちで、皆で仲良くサッカーに興じている。
この光景こそ、バグダッドがかつて見せていた姿だ。多様な人種がいて、多様な宗教があり、それでも違和感もなく、みんなが仲良く暮らしていたのだ。
セイフさんは24歳のスンニ派教徒。時には道路が封鎖されることもあるが、それでも何とか毎日、ボールをけろうとこのピッチにやって来る。
「爆発があったり、銃撃戦が起きたりするが、それにはもう慣れっこで、サッカーを中止することはない」という。
セイフさんにとりピッチ上でのライバルはシーア派教徒のアリさん。アリさんも「シーアだろうが、スンニだろうが、宗派など問題ではない。ここに集まり、一緒にプレーすれば、誤解など起こらない」という。
「サーカーの試合はプレーにも、見物人にも大きな楽しみ。選手にはファンクラブもあり、試合を楽しみ、日ごろの暴力を一瞬でも忘れほしいと思っている」
ファンのひとり、ハイデルさんは「この国で今一番の楽しみは、ここでサッカーの試合を見ること」と話す。
ハイデルさんは続ける。「宗派間の争い、暴力、破壊などはなくなってほしい。ここに来て、約1時間、サッカーを眺めて気分を一新させている。サッカー試合を見ていると、苦しみも悲しみも忘れることができる」
選手たちに金銭を提供して、影響力を行使しようとした政党・勢力もあった。それを受ければ、ピッチが整備され、用具をそろえることができた。
しかし、選手たちはその申し出を断った。政治とは一線を画し、危険も招致の上で、自由な立場でサッカーを楽しみたかったからだ。
アリさんは試合には必ず参加することにしている。試合には単にボールをけるだけ以上の何かがあるからだ。
「試合をしていると、身の回りで起きている爆弾事件、罪もない市民たちが殺されるなどの辛さを忘れられる」とアリさん。
アリさんは前回の試合で、2ゴールを奪い、ヒーローとなった。「このゴールはスンニ派が挙げたゴールではない。そう、スンニ、シーア両派が協力して挙げたイラクのゴールなのだ」と語る。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2007年01月22日02時44分