★阿修羅♪ > 戦争87 > 1154.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 部数世界一の新聞、一面に『空想非科学小説』連載開始! 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2007 年 1 月 21 日 20:48:35)
「大新聞」が、一面トップで連載している「空想小説」2日目。内容的には、一日目に「核戦争」寸前をしてしまったあとなので、インパクトは弱い落ち。
その分、事実と妄想の境界をグラデーション化して、気付かない様巧妙になっている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
【核の脅威】[第1部] 20XX年北朝鮮が…(2)その
時 安保理に議席なし : 北朝鮮の核実験 : 特集 : YOMIU
RI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7000/fe_ki20070118_01.htm
【テポドン2号発射】 《20XX年X月X日、北朝鮮北
東部の舞水端里(ムスダンリ)から弾道ミサイル「テポド
ン2号」1発が発射された。2段目ロケットは日本列島の
上空をはるかに越え、西太平洋に落下した。
国連安全保障理事会に議席のない日本は、米国などに緊
急協議の開催を要請。「北朝鮮との全面禁輸」「北朝鮮船
舶の入港禁止」を柱とする制裁決議の採択を求めた。
だが、米国の動きは鈍かった。テポドン2号が推定射程
約6000キロの半分程度しか飛ばず、北朝鮮が「人工衛
星の打ち上げ」と主張したためだ。ミサイルの長射程化が
進まなければ、米国への脅威は限定的だ。
日本の外相は米国務長官に電話し、「国際社会の甘い対
応は、北朝鮮に誤ったメッセージを送る」と訴えた。長官
は「承知している」と答えただけだった。
3日後に始まった安保理協議で、中露は「平和目的の宇宙開発は
各国の権利だ」とし、制裁決議に反対。英仏は安保理の結
束を重視した。安保理は、事前通告なしのミサイル発射を
非難する「議長声明」の採択にとどまった。日本国内では
「不満の残る対応だ」との声が相次いだ》
(写真略)6か国協議に臨む北朝鮮の金桂寛外務次官(昨
年12月18日、北京の釣魚台国賓館で)
テポドン2号の発射は遠くない時期にもあり得る、との
見方が軍事関係者の間では一般的だ。その時、国際社会は
どう動くのか。日本にとって不本意な展開を想定したのは
、07年に入り、国連外交を取り巻く環境が厳しくなった
からだ。
06年7月、安保理が北朝鮮のミサイル発射の非難決議
を採択した際、日本は主導的な役割を果たした。これは、
日本が安保理非常任理事国だったことと、知日派のジョン
・ボルトン米国連大使(当時)の存在が大きい。
しかし、日本の非常任理事国の任期(2年間)は06年
末に切れた。非常任理事国のアジア枠には今後、ベトナム
、モンゴルなどが立候補する構えだ。日本の安保理復帰は
、早くても11年1月以降との見方が強い。
対北朝鮮強硬派のボルトン大使も昨年末に国連を去った
。日本は国連外交の二つの大きな足がかりを失った形だ。
一方、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議も、実効性が
疑問視され始めた。
06年12月18日、約1年1か月ぶりに北京で再開さ
れた第5回協議。会場の釣魚台国賓館には鬱屈(うっくつ
)した空気が漂った。北朝鮮の金桂寛(キムケグァン)外
務次官が「米国が金融制裁を解除するまで核問題は協議し
ない」と開き直ったからだ。
日朝協議の機会のない日本は、「北朝鮮にきちんとした
対応を強く迫るべきだ」と米中両国に主張。北朝鮮への要
求を「寧辺(ヨンビョン)の核施設の停止と査察受け入れ
」に絞った妥協案を軸に、根回しに動いた。米国は、「他
国の見えない場で米朝直接交渉はしない」との従来方針を
曲げて、釣魚台の外での米朝金融協議に応じ、北朝鮮の軟
化を促した。
しかし、金次官の態度は微動だにしなかった。「金次官
は常にリラックスしていた。本国の指示が単純だった証し
だ」と、協議の出席者が語ったほどだ。
6か国協議は、日中韓抜きの1994年の米朝枠組み合
意の破綻(はたん)を教訓に、日本が発案した。今は手詰
まり状態にあるが、依然、北朝鮮に核放棄を迫るための最
も有力な枠組みだ。
北朝鮮に最も影響力を持つ米中両国と、いかに連携を深
めるか。それが結果的に、国連や6か国協議での日本の外
交力を高めることにもなる。
(2007年1月18日読売新聞)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)