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(回答先: 「平氏の滅亡(壇ノ浦の戦い等)」と「鎌倉幕府の成立 (しくみ等も)」と「承久の乱」を50分で教える中学校の実態 (現場か 投稿者 東京音頭 日時 2008 年 1 月 06 日 00:17:55)
東京音頭さん、ごぶさたしております。
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そうそう、社会科の授業は週3回になったのですね。昔は4回だったのに。
で、授業数がへったからには教科書の内容も減ったのかな と思ったら大間違い。教える内容は前といっしょ。特に歴史は減らしようがないのでしょう。
いや、歴史は増えていっているのだから (昭和時代がもう歴史)内容は逆に増えている。
で、どういうことになっているかというと、例をあげると、
壇ノ浦の合戦と鎌倉幕府のしくみと承久の乱を一時間(50分)で教えろ、となっている。
ゆえに、昔ならできた、歴史裏話とか、事件を深く掘り下げて考える、なんて絶対むり。ただ、歴史用語の羅列、暗記しろと教える事で精一杯。
こんなのあり??? 学校によってすごい格差でしょうが、ただでさえ、寝不足で勉強嫌いで 将来の大きな目標もなく、授業なんかろくに聞いていない生徒が多いのに、幽霊談や 恋愛話やら、暗殺やら 歴史のおもしろい話をする余裕もないのが、現場の実態です
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こりゃまさしく、Mission Impossibleですね。これでは教師の腕の見せ所すらありません。私は何故か社会・歴史だけは得意科目でしたが(在籍していたお下劣男子校の教育がよかったからではなく、小学生の頃に歴史小説を読んでいたため)、今このような授業を受けたら歴史嫌いになるかもしれません。
この状況をさらに悪化させているのが、中学・高校で同じ科目を螺旋状に繰り返し繰り返し教える文部省カリキュラムではないか、という気もします。社会科を週4に戻すのは当然としても、義務教育である中学では日本史と公民だけしっかり教え、世界史や地理は高校で集中的に教えるようにすれば、日本史も世界史もある程度しっかり教えることができるのでは、と思います。
さてご存知の通り、螺旋状カリキュラムをうまいことショートカットしているのが中高一貫校ですが、一部の(かなりの?)お下劣学校ではこのような異常極まりない受験一辺倒カリキュラムが組まれているようです。
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http://www.asyura2.com/07/social4/msg/609.html
あるブログのコメントによりますと、
・早朝テストで基準点に達しない生徒への放課後補習
・毎日7時間授業+8時間目の補習 (補足:0時間目早朝テストというのもある)
・長期休暇を削っての授業
・某予備校教師による授業(又は引き抜き)
・クラブ活動の縮小、行事の廃止
などが、そういった手段のようです。
・・・これは学校じゃなくて、予備校じゃないんでしょうか。
こうして、二次試験以降で流れてきた優秀者を中心に授業が組み立てられ、
多くの生徒が切り捨てられていきます。
切り捨てられた子供は、「やる気がない」と評価されて、
切り捨てた学校が責任を感じることはありません。
なお、切り捨てた生徒が学校の秩序を乱したり、
警察沙汰になったりしたら、容赦なく学校からも切り捨てて、退学処分にします。
学校に文句を言ってきたら、学業不振ということで、肩たたきをします。
退学処分にしても、公立中学という受け皿がありますので大丈夫です。
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http://www.inter-edu.com/forum/read.php?1271,784179,800887,page=13#msg-800887
【800887】 Re: いえいえに「春」
2007年12月30日 01:38 -ハッチ- (ID:UVynK5YxpSA)
明日は日曜ですが、高3の受験対策のため授業があります。これで、今年の授業は終了ですが、私も生徒もよく頑張ったと満足しています。
(↑の学校− http://www.asyura2.com/07/social4/msg/644.html)
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この公私格差を放置して(しかも公立校は生活指導と生徒学力のバラツキというハンデもある)、上級学校への第一関門が知識量で勝敗が決まるセンター試験というのは、親の所得などに応じた格差助長政策として見れば、大変よくできた制度であると考えざるを得ません。学力による格差が生じるのはやむを得ないかもしれませんが、親の所得などの外的事由により機会均等原則が事実上空洞化しているのは由々しき問題です。