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この投稿は、Sun Shineさんの
日米の「パンク」達にとっては、「通過儀礼」としていいかも。映画「マサイ」の紹介など補足として
http://www.asyura2.com/07/bd47/msg/470.html
投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 1 月 28 日 18:38:50: edtzBi/ieTlqA
へのレスです。社会板的な話題なので、改めてこちらにレスさせていただきます
Sun Shineさん、こんばんは
諸般の事情でしばらくまとまった文章が書けず、レスが遅れてしまいすみません。
まずは面白そうな映画をご紹介頂き、ありがとうございました。
さて現代においても尚、マサイ族のほかにも、例えばムスリムのメッカ巡礼や石工組合の昇進儀式など、(少年期に限らず)男を対象にした何らかの通過儀礼を大事にする集団が世界には残っています。マサイ族などを見れば、通過儀礼には男を磨くためには必要不可欠だろうということはほぼ確実にいえると思いますが、ムスリムや石工組合が今尚アノミーとは無縁に見えることを考えれば、通過儀礼にはアノミーを予防するという重要な社会的機能があるようにも思えます。
さて通過儀礼が男の教育として有効な手段なら、女子に有効な教育といえばやはり家庭でのしつけや机上の勉強でしょうか。もしこの推論が正しければですが、男も女も机上の勉強に縛り付ける受験狂育は、実はとんでもないジェンダーフリー狂育を国家ぐるみで行っているということがいえるかもしれません。受験狂育や、それを裏返したに過ぎないゆとり狂育(+アニメゲーム狂い)は、性差を無視して男に女子向け教育を強要することで男を女々しくして、反面男勝りの女子を育てることで性差をなくし、(自分以外すべてを敵に回し連帯を破壊する受験狂育の弊害とあわせ)アノミーを増大させるだけではなく、深読みすれば「新しい世界秩序」の地ならしとして「(家族制度などの)旧秩序」を破壊する社会的機能があるようにも思えます。