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(回答先: 「いじめ考えるきっかけに」自殺の息子、実名と写真公開(朝日新聞) 投稿者 gataro 日時 2007 年 2 月 11 日 15:29:12)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070211/mng_____sya_____008.shtml から転載。
福岡中2自殺 母親、実名と写真公表
昨年十月、いじめを苦に自殺した福岡県筑前町立三輪中学二年の男子生徒の母親、森美加さん(36)が十日、東京都港区で開かれたシンポジウムに参加し、亡くなった長男啓祐君=当時(13)=の実名と写真を初めて公表した。森さんは、啓祐君のお気に入りだったという、笑顔いっぱいの、小学校の卒業アルバムの写真を見せながら「より多くの人に、森啓祐という存在が生きていたことを伝えたい。この笑顔の絶えない社会をみなさんでつくりあげていきたい」と訴えた。
実名公表のきっかけは昨年十二月、今春中学生になる啓祐君の弟の言葉だった。「お兄ちゃんは何も悪いことをしていない。自分たちも悪いことはしていないから、僕は胸を張って中学校に行くよ」
こう言われた森さんは「『前を向いて歩いていこうよ』と背中を押された気持ちになった。わたしたち夫婦は子どもから大きな勇気を教えてもらった」という。
また、「なぜ命を絶たねばならなかったのか。それを知ることはとてもつらく悲しい。しかし、親はそれを必死に受け入れることで、明日への一歩を踏み出せる。被害者生徒の立場に立ち、いじめの事実と自殺との因果関係を認めることは、亡くなった子どもだけでなく、今苦しんでいる子どもたちにも大きな意味がある。いじめ自殺をなくす出発点です」と声を詰まらせながら話した。
このシンポジウムは「生まれてきてくれた命たちへ」。特定非営利活動法人(NPO法人)「ジェントルハートプロジェクト」(川崎市)などが主催。森さんのほか、約十三年前に長男洋(よう)君=当時(14)=を亡くした神奈川県相模原市の平野君江さん(50)ら遺族三人も登壇し、「いじめを隠そうとする学校や文部科学省は何も変わっていない」「親が知りたいのは、学校で何が起こっていたのかという真実」「同じような思いはほかの誰にもさせたくない」などと訴えた。
集まった約百人の聴衆は時折、涙をぬぐいながらじっと聞き入っていた。