★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK45 > 548.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 白川勝彦:これが“政治決断”!? = 永田町徒然草 投稿者 ダイナモ 日時 2007 年 12 月 24 日 09:20:27)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/12/24/01.html
支持率低下首相 議員立法で人気取り?
薬害肝炎訴訟の和解協議をめぐり福田康夫首相は23日、患者全員の一律救済に向けた法案を議員立法で今国会に提出することを明らかにした。政府が出した血液製剤の投与時期で「線引き」する患者への補償修正案に、原告側は和解協議の打ち切りを表明。手詰まり状態が続いていた。急転直下の首相決断の裏には、支持率低下などの“厳しい”事情が見え隠れする。
福田首相の突然の発表を受け、全員一律の救済を求めてきた原告・弁護団は「大きな一歩であると評価し、解決につながることを期待する」とする声明を発表したものの、首相のあまりの急変に戸惑いも見せた。
法案の具体的内容について政府筋は「(線引きにつながる)期間は設けない。(金額は)患者の症状に応じて決まる」と述べ、血液製剤の投与時期にかかわらず、患者の症状に応じて金銭補償する方向で検討が進む見通しという。首相は「行政や司法の枠を超えて立法する。長い間苦しんでこられた患者の気持ちに配慮することが大事だ」と説明した。与党は25日に幹部らが法案の内容について協議し、年内にも国会に提出。首相は野党にも協力を求める考えを示した。
原告側は司法の枠を超えた政治決断を求めてきたが、政府は大阪高裁の和解協議を受け、血液製剤の投与時期で国と製薬企業の責任の範囲を限定する“線引き”を維持した上で、総額約170億円を支払う修正案を公表した。これまで通りの「一律救済は困難」との姿勢を崩さないばかりか、原告側にも会おうとしない冷淡ともいえる首相に国民の批判は高まり、与党内からも「もう一歩踏み込みが必要ではなかったか」(太田昭宏公明党代表)との不満が噴出していた。永田町関係者は「最終的に首相の背中を押したのは来年に想定される衆院選をにらみ、危機感に駆られた与党サイド」だと話す。
政治評論家の浅川博忠氏は「突然の決意表明は、下がり続ける支持率を回復するための苦肉の策。政治決断といっても国民には福田首相が率先して行ったようには見えないし、後手後手の感じはぬぐえず印象は悪い」と指摘。さらに「首相は支持率を上向きにして新年を迎えたいところだろうが、せいぜい上がって数%だろう」と厳しい見解を示した。
[ 2007年12月24日付 紙面記事 ]
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK45掲示板
フォローアップ: