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以下は「しんぶん赤旗」12月1日付1面から直接貼り付け。
≪腐敗の聖域 軍事利権を追うA≫<次期輸送機エンジン>契約変更めぐり暗闘
前防衛事務次官の守屋武昌容疑者(六三)への二回目の証人喚問を前にした十一月上旬。防衛省では、キャリア官僚が水面下で暗闘を繰り広げていたといいます。
守屋容疑者の側近グループと久間章生元防衛大臣に近い官僚のたたかい。証人喚問に向けての情報戦″です。
■文書入手
本紙は、守屋容疑者の側近が作成した、航空自衛隊次期輸送機CXのエンジン契約の経緯などをまとめた文書を入手しました。
A4判用紙五枚の文書は、防衛省の内部資料にもとづいているという、関係者でしか知り得ない内容を含んだリアルなものです。
米ゼネラル・エレクトリック(GE)社製のエンジンをめぐっては、採用や随意契約で守屋容疑者が、山田洋行元専務で日本ミライズ社長の宮崎元伸容疑者(六九)に便宜供与を図った疑惑が指摘されています。
文書に記されているのは、販売代理権をもつ日本ミライズを通さず、GEから直接にエンジンを購入しようとした、当時の防衛大臣、久間氏側の動き。今年六月、仏・パリで開かれた「航空見本市」に参加した防衛省航空機課長(当時)が、久間氏の指示でGE副
社長に直接契約をせまった発言が、詳細に記されています。
要約するとこうです。
「日本ミライズの代理店資格には問題がある。久間防衛大臣からも、個人的意見として、商社を通さずGEと直接契約できないか検討せよ、と言われている」
さらにミライズに代理店契約を奪われた山田洋行との再契約をGEに促すような発言も。
「CXエンジンの調達要求を出す(防衛省の)技術研究本部に確認したが、契約しようと思えば一カ月で実行可能であり、理論的には今年度分は山田洋行と契約することも可能だ」
文書は、一連の工作についてこう疑問をていしています。
「(航空機課長への指示は)他の幹部には知らされていなかった。なぜこのような『秘密指令』を発したのか…」
■疑惑数々
久間氏の指示については、守屋容疑者白身が参院外交防衛委員会での証人喚問(十一月十五日)の場で次のように証言しました。
「『君に言わないでいたことが一つあった。GEと(エンジンを)直接契約できないか担当課長に指示しておいた』と、(退任あいさつの)別れ際、(久間)大臣から聞いたことがございます」
CXエンジンをめぐる口利き疑惑。守屋容疑者が、宮崎容疑者側からのゴルフ旅行など過剰接待の見返りとして行ったとされる便宜供与は、捜査の焦点であり、徹底解明が必要です。
一方、久間氏の動きにも証人喚問で取り上げられるなど、疑問が指摘されます。さらに同氏には、守屋、宮崎両容疑者らとの宴席同席や、山田洋行オーナーの娘の結婚式での二十万円といわれる「お車代」受け取りなど、数々の疑惑がとりざたされています。
政治家の軍事利権を取材するジャーナリストは、厳しく批判します。
「守屋容疑者の口利きが責められるのは当然だが、同じ案件について、別の立場からであっても動いたとすれば久間氏の責任も重大だ。数々の疑惑について政治家として説明責任を果たすべきだ」
(つづく)
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【関連投稿】
≪腐敗の聖域 軍事利権を追う@≫<随意契約>長官指示 久間氏12件【しんぶん赤旗】
http://www.asyura2.com/07/senkyo44/msg/766.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 11 月 30 日 12:53:59: KbIx4LOvH6Ccw
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