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(回答先: 原田武夫 天皇陛下の「外来魚を憂慮」発言から投資家が考えるべきこと 投稿者 新世紀人 日時 2007 年 11 月 20 日 18:12:28)
「“金融ブルーギル”大繁殖
今月の11日、天皇皇后両陛下が大津市に行幸された折り、琵琶湖で行われた「第27回全国豊かな海づくり大会」の式典にご臨席された時の天皇陛下のお言葉があった。それは陛下ご自身が皇太子時代に米国から持ち帰った外来魚のブルーギルによって、琵琶湖の生態系が脅やかされていることに言及され、「心を痛めています」とおっしゃったことである。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071112-00000018-mai-soci
これについては、原田武夫氏が彼の公式ブログで重要な視点を言及していた。それは天皇という存在は、日本国の危機に際しては、重要なメッセージを国民に送ることがあるという捉え方であった。私もまったくその見方と同じだった。天皇陛下が、外来魚のブルーギルの異常繁殖に関してご心痛されたニュースについては、私も当日、車のラジオで聞いていたが、非常に重く心に残っていた。外来生物の侵入・繁殖については、かなり以前から在来生物を脅かし、本来の生態環境を破壊するものとして懸念されていた。今回の陛下のお言葉は表層的には、文字通り生物学的な意味におけるご懸念を語られたと思う。しかし、原田武夫氏が指摘するように、“外来魚”という言葉には、現代日本の深刻な危機を心痛される陛下のやむにやまれぬ重いメッセージがあるような気がする。
日本国憲法の制約上、天皇は政治的な発言をする権能を持たれない。したがって琵琶湖における今回のお言葉には政治的意味合いはまったくないものだが、ブルーギルの繁殖を懸念されたご発言のタイミングを考えると、陛下は国民に対して重要なメッセージを送ったように感じている人は案外多いのではないだろうか。47年前にシカゴから持ち帰った外来魚の繁殖を心痛されるお言葉に託して、陛下は現代日本が外国のものの考え方や文化にあまりにも強く浸潤され、本来の日本的な伝統や実質が根本から脅かされていることに強い憂慮の念を重ねておられるのではないだろうか。日本は日米構造摩擦が頻繁に起きていた時代から米国の執拗な内政干渉を受けていたが、その怒号のような外圧はいつの間にか鳴りを潜め、宮澤政権あたりからは『年次改革要望書』という形を取り、静かで陰湿な内政干渉として人々の目に見えない深部に潜り込んでいた。
一見、日米の協調的対話路線という姿をとった『年次改革要望書』は、アメリカ政府も日本政府もまったく騒がず、毎年淡々と提示されてきた。一見双務的な形を取るこの悪質な内政干渉は、国会で質疑されることもなく、マスメディアに載ることもなく、開かれた首脳会談で一切話題にされることもなかった。そのため、国民は日米間でやり取りされた実質上の片務的内政要望書が孕む深刻な内容を一切吟味する機会を失われ、わずか十数年の間に我が国固有の経済システムは壊滅状態になった。日本は新自由主義経済システムに変わってしまった。特にこの構造変換は小泉政権の五年半で完全に仕上げられたと言ってもいい。問題は国民を苦しめ愚弄したこのペテン的構造の組み替えが、“構造改革”というスローガンで行なわれたことにある。“構造”とは何かという説明をいっさい省いて、ただ執拗に“構造改革”なる言葉を呪文のように繰り返した。つまり、小泉純一郎氏が音頭を取り、竹中平蔵氏が中心となって推し進めた構造改革は、日本特有の経済構造を破壊したのみならず、“国体”の破壊にまで及んだのである。
小泉政権や安倍政権がもたらしたものは、ネオリベ構造による福祉切捨てや格差社会の現出だけであろうか。実はこの構造改革は日本人の精神文化まで破壊してしまった。ネオリベの思想的究極相は極左急進的無政府主義である。長い伝統文化を持つ日本人が、小泉政権によって強引に社会の形をネオリベ構造に変換したために、日本人は相互互恵や受容の精神を失ない、効率至上主義、金銭至上主義のマティリアリズム(物質主義)に陥っている。米国の傀儡となった政治家や財界人が小泉政権の下で行なったことは、国際金融資本が大手を振って日本の隅々に浸透できる体制作りをしたことである。これに加えて外資参入のための商法改正がなされ、日本の企業は軒並み外資の企業ガバナンスで統一されつつある。今まで日本的な慣習が通じていた企業内環境は激変し、無機的で冷たい効率至上主義、成果主義が幅をもたげ、終身雇用制が崩壊して職場にはゆとりが絶無になった。今までのように会社にロイヤルティを持つことが原動力にならなくなった。搾取しか考えていない外資のために汗水流して働くことの虚しさを持っていい仕事はできない。首にならないためにはどんな手段を使ってでも業績を上げようとする考え方が出てくる。倫理や社会道徳が無視され、あらゆる商空間に偽装がはびこる温床ができあがった。今の日本の危機的な変容は、このように弱肉強食を是とする外国の考え方が侵入したために、日本人本来の良さがほとんど失われかけているという状況にある。まさに“外来種侵入”のために起きた国難である。
時代がどう移り変わっても、国家の危機、すなわち国難に際して発せられる天皇のお言葉は、国民にとっては特別重要な意味を持つのではないだろうか。天皇陛下が発せられた“外来種”という言葉に、我々国民は特別な意味を汲み取る必要がある。元来日本民族は和合の国民である。外国の文物を取り入れて自国の文化に吸収していく形が古来から日本文化の固有性となっていた。しかし、日本という国は文明的にみて、ヨーロッパにも近隣のアジア圏にも属さない固有の文明形態を持つ国であるから、いかに外来文化の和合を旨としても、適度な度合いというものがある。漢字を見ても一目瞭然だが、中国の文化は積極的に取り入れた過去があるが、むやみに全的に中国文化を移入したわけではない。日本にとって異質なものはけっして取り入れなかった。例えば中国の纏足(てんそく)などの風習は入れなかった。理由は大陸的な残酷なものは民族性に合わないからだ。日本人は日本人の気質や天性的なものに和合しないものは努めて忌避する感性も強く保っていた。ところが戦後、GHQの洗脳(War Guilt Information Program)によって精神の深部まで眠らされた日本は、本来は受け入れてはならない外国の考え方まで取り入れてしまうという愚を犯しはじめた。戦後民主主義と戦後教育は自文化喪失の歩みであった。コーラやポップコーン、ハンバーガーなどが入るのはある程度仕方がないとしても、入ってはならないものがあった。それがグローバリズムとネオリベ構造改革なのである。小泉氏や竹中氏がペテンを働いて国民をだましたとしても、構造改革の実態を見抜けなかった国民にも責任はある。小泉氏は物を考えるのが嫌で何でも他者に丸投げしたと言うが、彼にだまされた国民も、ペテン的構造改革を小泉氏や竹中氏に丸投げしてしまった愚は反省すべきだろう。
話を外来種侵攻にもどすが、天皇陛下が今、ご心痛されているのは、ネオリベ政策によって国民の気持ちが荒廃し、日本本来の国体・国柄が非日本的なものに変わろうとしていることだと思われる。国体の危機と言えば、当然、皇室の撤廃という事態が考えられる。日本にネオリベを敷いたアメリカ(国際金融資本)の目的は、日本に外資を参入させ、我が国のあらゆる優良資産の奪取を目論んでいるが、もう一つの目的は日本国体の破壊にあることは間違いない。つまり最終目標は皇室の撤廃、皇統の断絶である。今夏の参院選で民意は小泉構造改革を否定した。しかし、小泉政権は否定するだけでは駄目である。あの政権によって何がどのように破壊されたのか、遡行して綿密に検証し、総括する必要がある。そうしないと、日本の建て直しは不可能だろう。さまざまなジャンルの識者が集ってその総括を行なう必要がある。経済の総括に関して言うなら植草一秀氏が最適任だろう。植草さんは最も初期に小泉政権を弾劾した救国のエコノミストである。国民は今こそ植草一秀という稀有の人物の慧眼を評価するべき時だと思う。はっきり言って、小泉政権発足当時からこの政権の反国益性ばかりか、その犯罪性を果敢に指弾した有識者は植草さんただ一人だけだったという事実はきわめて重い。だからこそ彼は国策逮捕に遭遇したのだ。
さて今、私がなぜ天皇の話を持ち出したのかと言うと、小野寺光一さんのメルマガに看過できないことが書かれていたからだ。
(引用)
つまりユダヤ外国資本は、
現在、不動産が欲しいため
天皇制廃止して皇居を売り飛ばすことを望んでいる。
一方、天皇制というのは、日本の場合、神道と密接に関係する。
つまり天皇制を廃止するとは、全国の神社仏閣も不動産として
ユダヤ外国資本が売り飛ばすことにつながる。
つまり宗教廃止して不動産売買を容易にするということを
目的としている。
最近、ある都市で五重の塔を売りに出していたのは、完全に
そういったキャンペーンが広がっているからです。
(引用終わり)
外資が皇居や日本各地の御用邸の敷地を狙うことは十分に考えられる。同時に天皇は全国に散在する神社の祭司でもある。外資が皇室を廃止して全国の神社の敷地を狙う算段を持つことも充分にありうることである。神社仏閣の不動産も紛れもなく優良資産である。小泉元首相が女系皇孫肯定論を掲げたことも、外資による神社仏閣不動産の収奪を念頭において行なった可能性は強いかもしれない。外からの攻撃は武力攻撃だけではない。年次改革要望書があり、それを実行した買弁勢力が内部から日本の砦を破壊して収奪者を参入させている。この形は、池波正太郎の“鬼平犯科帳”に出てくる「引き込み女」である。日本にはアメリカに唯々諾々と従って外資に内部から門戸を開ける日本人がいる。アメリカの手ごまたちである。同胞を裏切って外資にお膳立てを整える勢力がいる。これが国難でなくて何だろうか。琵琶湖にご臨席された天皇陛下のお言葉は“金融ブルーギル”の大繁殖を見据えてのことだと思うのは私だけであろうか。」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2007/11/post_e29f.html
関連
バチ当たりの公明党
http://www.asyura2.com/07/senkyo44/msg/375.html
投稿者 国際評論家小野寺光一 日時 2007 年 11 月 19 日 04:30:59: 9HcMfx8mclwmk
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