★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK43 > 895.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【特報】石破さん痛恨ミス、4年前に防げた「20万ガロン」下町の太陽が発見!
(国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行)2007年10月22日 05時39分19秒
下町の太陽の独占スクープです!!!(写真は時事通信)
海上自衛隊の補給艦「ときわ」から米海軍補給艦「ペコス」への2003年2月25日の給油量が「20万ガロン」ではなく、「80万ガロン」だったことは
福田首相、石破防衛相も認めています。
ペコスが空母キティーホーク(事実上の母港=米海軍・横須賀基地)に同日、給油したことも確認済みです。
このミスは海幕がすぐに気付いたものの、「情報を石破長官らに上げなかった」ため、4年間も放置されたと防衛省首脳は述べています。
石破さんは制服組の誤った情報を鵜呑みにしてしまった格好ですが、これに関する議事録を読んでいて、不自然な答弁を発見しました。
それは何かというと、
ときわ → ペコス =20万ガロン
ペコス → キティーホーク =80万ガロン
と答弁したことです。
結果として、「ときわ → ペコス」=80万ガロンだったわけですから、
「ときわ→ペコス→キティーホーク」=80万ガロンだった、
つまりペコスは80万ガロン全量を“バトンタッチ”したとみるのが自然の流れでは(実際にはキティーホークが満タンだったようで、12・5万ガロンがペコス内に余ったようです)。
だったら、石破長官ほどの頭脳明晰な人なら、
「ペコスの他の60万ガロンはどこから補給したんだ?」
と防衛事務官や海幕に疑問を投げかけられたのではないでしょうか?
石破さんが即座にこのことに気付いていれば、4年後にこの問題が、国政を大混乱に陥れることはなかったことになります。もちろん結果論ですが。
石破さんはこの時点で防衛閣僚に就任して8ヶ月も経っているのですから、事務方のこの答弁書に疑問を持つべきだったと思います。
今読むと、不自然な議論の流れになっています。
さて、議事録を引用します。
とにかく赤と青で強調した部分の前後だけ、見てください。
質問者は日本共産党の参院議員だった小泉親司さん。
第156回国会 外交防衛委員会 第11号
平成十五年(2003年)五月十五日(木曜日)
午前九時開会
○小泉親司君
次のちょっと問題について移らさせていただきたいと思いますが、例の空母キティーホークの給油問題であります。
私もこの問題については、一月三十日に参議院予算委員会で取り上げて以来ずっと取り上げてまいりましたが、五月六日の日に、米軍の司令官が、これは米軍の司令官という言い方しますが、つまりこの点については防衛庁長官と私との事実関係が若干違うので。米軍の司令官が空母キティーホークが給油を受けていたという事実を明らかにいたしました。これに対して、石川統合幕僚会議議長は、八日の記者会見で、二月二十五日にキティーホークが米国の補給艦から八十万ガロンを受給しています、そのことの前になりますが、同日に海上自衛隊から同補給艦に約二十万ガロンの補給を実施している、それは二月二十五日で、まだキティーホークは不朽の自由作戦に従事していましたというふうに述べられております。
〔委員長退席、理事山本一太君着席〕
私、この問題について、ちょうどその間の七日に参議院決算委員会で質問いたしました。このときには、福田官房長官も記者会見で述べられております。この問題について述べられております。
そこで、私お尋ねしますが、長官はこの私の、答弁に対して、イラク攻撃に従事をしておりましたキティーホーク機動部隊の艦艇が海上自衛隊から間接的に補給を受けたことがないと考えておりますと、長官は七日の参議院決算委員会で答弁されております。これは、統合幕僚会議議長の、私、防衛庁からいただきました資料によりますと、これは見解が違う、事実関係が違うと。一体、防衛庁長官はどういう確認をしてこういう答弁をされたんですか。
○国務大臣(石破茂君) これは何も見解が違っているわけでもございませんで、キティーホークというものが不朽の自由作戦にも参加をしておったということ、そしてキティーホークが我々の補給艦から直接補給を受けていないということ、そして、我々から補給を受けた燃料というものをイラク攻撃に使用するというような、テロ特措法の目的外に使用したことはないということを申し上げておるわけでございまして、この点におきまして、海幕長の申し上げましたことと私が申し上げておりますことには何らそごはございません。
○小泉親司君 ということはあれなんですか、いかなる意味でも空母キティーホークは海上自衛隊の補給艦から間接的にでも補給は受けていないと、こうおっしゃるんですか。
○国務大臣(石破茂君) 直接、我々は受けていないと言っているのは、つまり米軍が、我々が受けていないというのは、直接受けていないということで申し上げておると承知しています。そして、間接的に受けたにせよ、それをこの法の目的外に使用したことはない、それはすべて不朽の自由作戦に使用されたということでございます。
○小泉親司君 ちょっと、防衛庁長官、はっきりさせていただきたいんですが、キティーホークに対して海上自衛隊は間接的にでも補給はしていないという御見解なんですか。つまり、目的についてはまだ私、議論したいと思いますが、どちらなんですか。そこをはっきりさせてください。
〔理事山本一太君退席、委員長着席〕
問題を私、正確にしたいと思うんですが、これ、海上自衛隊とあなたはおっしゃるけれども、統幕議長会見と、この統幕議長の会見、防衛庁からいただいたものによれば、細部を海上自衛隊が調査したということを理由にして、ちゃんと空母キティーホークには行っているということを言っているじゃないですか。防衛庁長官と違うんですよ。
○国務大臣(石破茂君) どの船が給油を受けたかということにつきましては、それは申し上げることはいたしません。それは、私どもの補給艦が相手の艦船に対して直接補給をすることもあれば、補給艦を通じまして間接的に給油をするということもございます。直接、間接というのはそういう意味でございます。
ただ、私どもの補給艦が、例えば「はまな」が、例えば「とわだ」がどの船に給油をしたというような、個別の艦名までは申し上げることをいたしません。
○小泉親司君 長官、この統幕議長の発言は、二月二十五日にキティーホークが米国の補給艦から八十万ガロンを受給しています、そのことの前になりますが、同日に海上自衛隊から同補給艦に約二十万ガロンの補給を実施しています、それは二月二十五日で、まだキティーホークは不朽の自由作戦に従事しておりましたという発言なんですよ。
つまり、統幕議長の言っていることは、間接的にキティーホークは海上自衛隊から補給されていたということをお認めになっているじゃないですか。こんな、私、事実関係をねじ曲げるのは、私は問題だと思いますよ。長官、いかがですか。
○国務大臣(石破茂君) ねじ曲げているわけでも何でもないわけでございまして、アメリカに確認を私どもがいたしましたところでは、キティーホークへの米艦艇による補給についての追加的情報を受け、キティーホークが不朽の自由作戦に従事中の二月二十五日に米補給艦から約八十万ガロンの燃料の提供を受けたということを確認しておるわけです。他方、同日には、海上自衛隊の補給艦が当該米補給艦に二十万ガロンの燃料提供を実施しているということを確認をいたしておるわけでございます。
海上自衛隊がアメリカの補給艦に燃料提供を行いました場合に、その補給艦がこの燃料を具体的に、その後いずれのアメリカの船に補給しているかにつきましては、これはアメリカ軍がテロ対策特措法の趣旨に基づいて決定をしておるわけでございまして、私どもの政府として細部に至るまでお答えをする立場にはないということを繰り返して申し上げておるわけでございます。何らこれが矛盾しているわけでもなければねじ曲げているわけでもございませんのです。
○小泉親司君 よろしいですか。統幕議長の言っておられるのは、キティーホークの空母は間接的に海上自衛隊から給油を受けていますよ、しかしキティーホークは不朽の自由作戦をやっているのでイラクの戦争のために使っているんじゃありません、よってテロ特措法の目的外に使用しているわけじゃございませんというのが、これ統幕議長の見解なんです。
長官は、今、私が説明したのと同じなんですか、違うんですか。そこのところをはっきりさせてくださいと言っているんですよ。そんな、私、繰り返し言ってきているけれども、統幕議長の発言というのは、その使用の目的がどうだったかということは別にして、いずれにしろ間接的に空母が海上自衛隊から給油を受けていたという事実は、事実上これ認めているんですよ。違うんですか。長官は一体どうやって聞いているんですか。あなたが七日に言ったことを、八日に、統幕議長に、事実上私は、私の理解では違うことを統幕議長が言っておられるというのは、これはちょっと庁内のゆゆしき問題で、実際、長官がどういう報告を受けているんですか。統幕議長の見解と明確に違いますよ。
○国務大臣(石破茂君) 何が違うのかよく分からぬのですけれども、私が申し上げていることと統幕議長が申し上げていることは何ら矛盾するものではございません。つまり、個々の艦船について、どれに補給をしたとかどれに補給をしないとかいうことを私は申し上げないということを言っておるわけでございます。そして、それは、間接的の場合という場合には、アメリカがアメリカの判断によってテロ特措法の範囲内で、その趣旨を十分理解した上で行っておるわけでございまして、どの船どの船どの船ということを私どもが申し上げる立場にはない。
いずれにいたしましても、テロ特措法の目的外に使用されていないということを申し上げる点におきまして、統幕議長が申し上げておりますことと私が申し上げておることは何ら矛盾するものではございません。
○小泉親司君 私は、これは私自身は、それじゃ防衛庁長官に聞きますが、空母キティーホークには、目的は別にして、全く間接的にも行っていないという御見解なんですね。
○国務大臣(石破茂君) これは、先日私がお答えをいたしました、やはり委員の御質問に対しましてお答えをしておることでございますが、イラク攻撃に従事をしておりましたキティーホークの機動部隊の艦艇が海上自衛隊から間接的に給油を受けたことはないと考えておりますということを委員に対しまして先般お答えをいたしました。そのとおりの立場でございます。
○小泉親司君 機動部隊というのは、空母も含めてということですね。
○国務大臣(石破茂君) いや、それはもう空母も含めてということであって、いいですか、イラク攻撃に従事をしていたということを申し上げておるわけで、機動部隊という場合には当然、空母は含みます。
○小泉親司君 私が言っているのは、目的はともかく、キティーホークに対して間接的にやったのかやっていないのか。つまり、今問題になっているのは、目的外と、外と目的の範囲内かという話が混同されているんですよ。私が言っている意味は、二月二十五日に空母キティーホークに海上自衛隊からの間接的な給油というのはあったのかなかったのか。これ、目的の議論は、あとの話はいたしますから、そこはどうなんだと聞いているんです、防衛庁長官に。
○国務大臣(石破茂君) 繰り返してのお答えで委員の時間を費消させて申し訳ないのでございますが、個別にどの船に給油したかということにつきましては、それはアメリカがテロ特措法の趣旨を理解して行っておることでございまして、私どもとして、私どもの補給艦から補給を受けた米軍の補給艦がどの船に補給を受けたかということについて申し上げる立場にはございません。
○小泉親司君 大変私はこの点については、防衛庁長官の答弁というのは、結局、間接的に行ったかどうかは分からないんだということをおっしゃっているけれども、統幕議長の話というのは、明確に空母にこれは給油が行っているんだと、間接的に行っているんだとおっしゃっているんですよ。しかし、これは二月二十五日だから、これは当時アフガニスタンの戦争にキティーホークが参戦していたから、これはテロ特措法の問題外だという見解を言っておる。
しかし、私は皆さんに今日お手元に資料をお配りしましたが、実際にこの二月の二十八日のアラビア海から発出したパーカー空母キティーホークの艦長のコメントでも、キティーホークは、単に二月二十五日の段階においても、単にアフガニスタンの不朽の自由作戦ばかりじゃなくて、イラクへのサザンウオッチ作戦をやっていたということを米海軍自体が証言しているわけです。公式のホームページの中で記述しているわけですが、防衛庁長官は、この二月二十五日の段階で空母キティーホークというのは単にアフガニスタンの戦争だけに参戦していたという認識なんですか、それともイラクのサザンウオッチ作戦という戦闘にも参加していた、こういう事実は、いかが御見解でございますか。
○国務大臣(石破茂君) それは、幾つか複数の任務を同時に遂行するということはございましょう。これ一つだけということではなくて、それは不朽の自由作戦あるいはサザンウオッチ、ノーザンウオッチ、いろんなものを、任務を同時に受けているということはあるのだと思います。つまり、同時に幾つかの任務を受け、その時点において、その中の何を遂行しているかということなんだと私は思います。だから、例えばサザンウオッチというものを受けている、したがって、この、私はキティーホークが給油を受けたということを申し上げているわけではありませんが、だから目的外なのだというようなことには私はならないと思います。
○小泉親司君 最後に一言。
やはりこれはサザンウオッチ作戦にも使えるということを防衛庁長官はどうもお認めになっているようで、これはやはり私は重要だと思いますよ。こんな、イラクの準備作戦、軍事作戦にも使われたということを事実上私はお認めになったようなことだと思いますよ。その点を指摘して、私の質問を終わります。
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/276a5ba95ca4a09d0fd0c0e593b03d0c
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK43掲示板
フォローアップ: