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科学的といえないメタボリックシンドロームに固執する御用系学者たちと・・・考えてしまう
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投稿者 どっちだ 日時 2007 年 10 月 22 日 13:39:11: Neh0eMBXBwlZk
 

----内科開業医のお勉強日記 から無断転載-----------------------------------------
http://intmed.exblog.jp/6331968

科学的といえないメタボリックシンドロームに固執する御用系学者たちと・・・考えてしまう


2007年 10月 20日

はらだたしい報道が昨日からあったので・・・新しい論文の紹介というわけではないが、書き込んでおく。

メタボリックシンドロームに関わる医療系のいわゆる専門家たちに対して、わたしは不信感をもっている。結論先にありきのまるで官僚のような態度を示すのである。東国際的に見てもその存在が疑問視されてきているのにかかわらず、ごり押ししつづける、厚労省と御用学者という・・・考えたくないがそううつるのである。
そう思われたくなければ、東海大学の大串先生 あたりと、公開討論などすれば良いではないか・・・と思うのだが・・・
http://www.google.co.jp/search?q=%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%80%80%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%80%80&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&client=firefox

この概念は臨床的エビデンスがまだ不確定であり、動脈硬化アウトカムに関わる臨床的推定としてまだ未熟(BMJ 2006;332:878-882 (15 April) http://www.bmj.com/cgi/content/full/bmj%3b332/7546/878 )であり、メタボリックシンドロームってのが必ずしもその定義をすべての専門家が肯定しているわけではない<MayoClinic.com http://www.mayoclinic.com/health/metabolic%20syndrome/DS00522 >。


昨年から当ブログでもこの疾患概念?の暴走に対して疑問を呈してきた。

メタボリックシンドロームの危うさ・怪しさ 2006年 05月 09日
http://intmed.exblog.jp/3585506/

メタボリックシンドロームを考え違いしてないか?2006年 04月 25日
http://intmed.exblog.jp/3526779/

メタボリックシンドロームって・・・そんなにすごいんか?2006年 04月 14日
http://intmed.exblog.jp/3480190

・・・・・
定義をごちゃごちゃといじるだけの・・・メタボリックシンドローム 2007年 06月 22日
http://intmed.exblog.jp/5771466/

・・・・・
肥満てそんなに悪いのか? 2007年 10月 16日
http://intmed.exblog.jp/6314584/

メタボリックシンドロームというのは、“エビデンスがまだ不確定であり、臨床的推定としてはまだ未熟!”なのである。

日本肥満学会が下記ごとく、メタボリックシンドロームの基準見直しの必要性無しと断定したらしいが、彼らの結論は真に科学的といえるかどうか?

松沢氏が関係している著作物

日本肥満学会肥満症診断基準検討委員会 松沢裕次ら 新しい肥満の判断と肥満症の診断基準. 肥満研究, 6, 18-28 (2000)
The Examination Committtee of Criteria for "Obesity Disease" in Japan; Japan Society for the Study of Obesity: New Criteria for 'obesity disease' in Japan. Circ J. 66 11 , 987-992, 2002.

彼とて肥満の研究者かもしれないが、メタボリックシンドロームの専門家といえるのだろうか?

日本人の腹囲基準は周辺であつめたCT事例の集積が根拠であり、決して地域的疫学的研究によるものではないのである。この“知見”により行われるメタボ検診はあまねく国民全般なのである。真にメタボ検診が有益であるかはこの母集団に類似した対象であるべきなのにそれがなされていないのである。

一度発表されたものを撤回しないというのは科学的といえるのかどうか?・・・一度、基本に立ち戻って欲しいものである。


男性に厳しいメタボ基準、変更不要と肥満学会

 男性に厳しく女性に甘いメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の腹囲による国内診断基準が、世界標準と大きく異なる点について、基準策定の中心となった日本肥満学会は19日、「基準を変える必要はない」との見解を公表した。
Click here to find out more!

 内臓の周りに脂肪がたまるメタボリックシンドロームの診断基準は、腹囲が「男性85センチ以上、女性90センチ以上」の条件を満たした上で、血圧、血糖値、血中脂質の値のうち2項目が基準を上回ること。来年度から40歳以上を対象に始まる特定健診では、メタボリックシンドロームやその予備軍と診断された人は、生活習慣病を予防するための特定保健指導を受けることになる。

 しかし、米国の肥満基準は腹囲が「男性102センチ超、女性88センチ超」で、世界的には男性の方が緩いのが普通。特定健診の導入を半年後に控え、基準の妥当性を疑問視する声が出ていた。

 これに対し同学会の松沢佑次理事長は、「内臓脂肪の量から腹囲基準を決めたのは日本だけ」と改めて診断基準の妥当性を訴えた。

 日本の診断基準は、日本内科学会や日本肥満学会など8学会が検討し、05年4月に公表された。


(2007年10月20日1時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071019i316.htm?from=navr

メタボ騒ぎは、パワーリハビリテーションの時の騒ぎに似ている。あれはあまりにも業者と関連した“医学者”と格段に稚拙な研究があり、木っ端みじんとなったと思うが、それでも、介護保険給付の引き下げ根拠の一役となった。厚労省の馬鹿役人どもにへつらう一部学者たちがまるでそれが科学であるかのごとく振る舞い、一般国民を表面的に納得させるそういう技法なのだ・・・民主党あたりががんばってもらってこの辺の灰色の部分を探って欲しいのだが・・・
パワーリハの時はがんばってくれたと思うのでやや期待。

by internalmedicine | 2007-10-20 08:40

関連投稿

【 メタボ検診は国家ぐるみの利権詐欺か 】  肥満てそんなに悪くない (Obesity Paradox)
http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/227.html
投稿者 どっちだ 日時 2007 年 10 月 16 日 23:29:10: Neh0eMBXBwlZk

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