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(回答先: 噂の眞相元編集長、CIAを語る 投稿者 スタン反戦 日時 2007 年 11 月 09 日 17:58:16)
■CIAはカルト秘密結社(スカル・アンド・ボーンズ=Skull and Bones)の影響下にあるようです
映画『グッド・シェパード/THE GOOD SHEPHERD』(公式HP → http://www.goodshepherd.jp/ 有楽町・日劇1ほか、ロードショー上映中)
・・・THE GOOD SHEPHERDの原義は聖書に登場する「良き羊飼い」ですが、この映画では「善良な番犬(飼い犬)」に読み替えた方が分かり易いような気がします。それはともかく、この映画は1961年4月17日に起こったキューバ革命を転覆するためのCIAの工作が失敗した事件「ビッグス湾事件(参照、http://www.maedafamily.com/kanren/pigsbay.htm)」の“真相の解明”と”CIA創設史のエピソード”をダブらせた物語で、『ゴッド・ファザー』、『ディア・ハンター』の名優ロバート・デ・ニーロが13年ぶりに監督した映画です。デ・ニーロ自身も重要な役割で出ていますが、主演はマット・ディモンとアンジョリーナ・ジョリーです。
・・・近年の歴史研究では、1963年11月の「ケネディ暗殺(於、ダラス)」に対するCIAの関与説(キューバ侵攻作戦に失敗したCIAを解体しようとしたためとされる)が強くなっているようですが、この映画『グッド・シェパード』では、その伏線になるような秘話がドキュメンタリー・タッチで描かれます。また、アメリカ政界のパワー・エリート(特に、今のブッシュに繋がるイエール大学系)に影響を与え続けるカルト秘密結社(スカル・アンド・ボーンズ=Skull and Bones=髑髏と骨、S&Bと略称/参照、下記URL★の論説)や大統領以上の権力を操るCIAの実像などが淡々と描かれています。
★1 http://www.yorozubp.com/0403/040305.htm〔中澤英雄(東京大学教授・ドイツ文学):スカル・アンド・ボーンズを覆うカーテン〕
★2 http://www.ribbon-project.jp/SR-shiryou/shiryou-14.htm〔トム・ハートマン:民主主義が破綻するとき――歴史の警告〕
<注 記>これら二つの論説(★1、★2)は、米国大統領らのパワー・エリートとCIAがS&Bの影響を強く受けてきたこと、ナチズムとS&B の根が繋がるような気配があること、S&BがCBS等の米国主流メディアでダメージ・コントロールの手法を使っている可能性のあることなどが、ア カデミックな立場で冷静に語られており興味深い。
・・・この映画からヒントを得たことでもありますが、アメリカの<サブプライム・ ローン問題>と<渦中の防衛疑獄>(政治的意図と圧力の下で、守屋・元防衛次官の個人的な倫理違反問題に矮小化されつつある)には、“賭博経済化&軍需経 済化”という、現代世界における「米国が感染源で金融・経済・軍需が賭博化しつつ癒着するという重篤な病巣」の影が映っています。しかし、長くなりすぎる ので、この問題についての分析は次回の記事へ譲ります。
・・・ただ、少しだけ予告的にこの問題に触れておくならば、それは、新自由主義思想に基づくグローバル市場原理主義が、文化基盤活動・余暇活動・医療・健康・福祉・教育・生涯学習・国家安全保障など、今までは市場経済の範疇と考えられてこなかった謂わば「中立的な公」がもっぱら責任を負うべきフィールドへ巧妙に侵食してきたということです。実は、このようなグローバリズムの現実こそが<サブプライム・ローン問題をもたらす賭博経済化>と<国民の主権と生存権を侵犯するようなオゾマシイ防衛疑獄をもたらす軍需経済化>の接点であり、米国のCIA・国務省・国防総省などがその接着剤の役割を積極的に果たしてきたと見なすことが可能なのです。
<注記>
これは、関連記事の一部分の転載です。既出の記事ですが、前後の部分については下記●をご覧ください。
●http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20071031
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