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(回答先: 小沢代表の辞意撤回理由全文(朝日新聞より) 投稿者 鳥の目と虫の目 日時 2007 年 11 月 08 日 12:47:03)
小沢代表一問一答全文
民主党の小沢一郎代表は7日午後、両院議員懇談会で辞意を撤回し、代表を続ける意思を正式に表明した後、引き続き党本部で記者会見した。
会見では冒頭、小沢代表が「先ほどの両院議員懇談会でのごあいさつで、私の思いは申し上げたつもりです。みなさまから質問を受けたいと思います」と話し、質疑応答が行なわれた。
――今後、次の衆議院選挙までの間に自民党との連立を進める考えはないのか。
私の辞意表明に対し、代表代行、幹事長を中心に党内のいろんなご意見を集約して頂いて、翻意を促された。そのみなさまのご厚意に感銘を抱き、あの日から、私の会館、事務所にも連日、数百人の国民の皆さんからおしかり、激励のお話があり、今日にいたった。
(大連立を進めないといった)条件は私の方からも党の方からも話はしておりません。ただ、連立問題について言えば、役員会でもそのことは考えに入れずに総選挙でがんばる、というのが今日の結論であり、みんなの総意でありますので、ただひたすら総選挙に向けて全力でがんばっていこうということであります。
――連立構想を小沢代表がもちかけた、という報道が「事実無根の中傷」であるとの発言を撤回していただきたい。報道が間違っていると言うのであれば、その経緯を小沢代表から明らかにしてほしい。
私は当事者の一方のはずであるが、私には取材の申し込みすらありませんでした。複数の関係者からの情報に基づいて、と書いているが私や民主党のことを含んでいない。それは公平ではないのではないか、という意味で申し上げました。
私は政治家同士で内々で話したことについてこれまで一切外部にもらしたことはないが、2カ月前だったか、さる人からお呼び出しをいただき、食事を共にしながらお話をした。
「お国のために大連立を」というたぐいの話だったが、私はまず、「われわれ民主党は、参議院選挙で国民のみなさんから大きな議席を与えて頂いた。全党、衆議院も力をあわせてがんばろう、勝てる、という雰囲気の中であります」と申し上げた。それから「そういうたぐいの話は現実に政権を担っている人が判断する話であって、私どもからとやかく言う話ではありません」と申し上げた。
先月半ば以降、また連絡があり、「福田総理もぜひそうしたいとの考えだ。ついては、総理の代理の人と会ってくれ」という話があった。私も、むげにお断りできる相手の方ではないので、じゃあ参りますと言って指定の場所に行き、「本当に総理はそんなことを考えているのか」と質問すると、「総理もぜひ連立をしたい、ということだ」。「では、あなたも本気か」とその総理の代理という方に質問したら、「おれも本気だ」という話でした。
総理がその気であれば、総理から直接お話をうかがうのがスジではないでしょうか、と話を返しました。そしてあの党首会談の申し入れとなった、というのが事実であり、それが誰であり、どこであったかいうのは調べれば分かりますが、私の口からは申しません。それが事実であり、経過であります。
――4日の会見でけじめをつけると言った。続投するにあたり、役員からの不信任は解消されたのか。辞意表明は軽率だったのではないか。
私は昨年、代表に就任して以来、心身共にただひたすら、7月29日の参議院選挙に向けて、限界まで頑張ってきた。その意味では体も精神面も、かなりくたびれていた。最後の衆議院選挙で勝たなければ、離党して以来14、5年、私の政治家としての議会制民主主義を定着させたいという思いで、もう一踏ん張り頑張らないといけないし、体などにむちを打ってきた。
先のようなことになり、不徳のいたすことから党に迷惑をかけた。そういう思いが強くて、気力を張りつめていたものが途切れたというか、ぷっつんした。そのため、これ以上、表に立っていれば党に迷惑をかけ、国民に迷惑をかける。けじめをつけなきゃと心がいっぱいになった。
その後、3人の皆さん、同僚の皆さん、何よりも毎日、個人事務所に、数百人からおしかりや励ましをいただいた。それがあいまって、おまえは仕事を捨てて、やめちゃうのかという話がありまして、その点については忸怩(じくじ)たる思いがあって、党内の皆さんが総選挙まで頑張れ、ということだったので、戦いのペースに気持ちが戻ったわけではないが、頑張ろうと、今日に臨んだ。
――党の力量不足に関して、メディア批判と党内分析を混同している。今後取材に積極的に応じて、民主党のこれからについて透明性を確保すべきではないか。
私の無精や口べたで誤解があるなら反省し、わかりやすく丁寧にいろんな場面に応じていきたい。
力量不足という意味は、政権を担当するうんぬんという話ではなく、選挙で自民党に勝てるほどではないということ。政権担当能力がないと言ったわけではなく、実際に、年金、農業、子育ての問題について、われわれの主張を現実の行政に実現していければ、誰も政権担当能力がないとは言う人はいなくなるのでは。言葉足らずで、誤解が生じたのなら、反省しなければならない。
――自民党は特措法新法での修正を打診しているが、修正協議に応じないのか。国会では対決路線を保つのか。今後、党首会談にどう対応するのか。
特措法に対しては、金めの問題は足して2で割るのができるが、基本的な考え方の違いですので、そういう手法は通じないと思っている。
私は、一国の総理から話をしたいと言われて、話さないというのは筋道が違うと思っていた。それで会談に応じた。誤解のもとになってはいけないので、明確に中身を役員会で検討してもらってから応じるか、応じないかを決めなくてはならない。基本的には今後、党首会談をやるようにはならないと思っている。
――仲介役は読売新聞の渡辺恒雄氏か。報道に対する抗議の中での「誹謗中傷」発言は撤回するか。
具体的な名前は私の口からは言えない。私から主体的に党首会談で連立の話をしたかのような報道は、その意味においては事実と反するので、それについては撤回するつもりはない。その他について、私の言い回しが過ぎていたのなら撤回します。
――党首会談、大連立について2カ月前から話があったと説明したが、1日の宇都宮市の会見では「そういうことは考えていない」と言っていたが、整合性はどうなるか。
水面下で話がなされていたと表現されていると、私が主体的にかかわっているように聞こえる。言葉遣いは気をつけて頂きたい。
私は、あなたとは会えない、というたぐいの人ではないので、会った。その人は「お国のためだ」と熱っぽく話したと思います。(これに対して私は、民主党は)参議院も勝って元気づいて、衆議院選挙に勝つという雰囲気だと言った。私どもは連立のうんぬんを言う立場ではないと言った。
――小沢代表は二大政党制は政党ではなく国民が決める、と主張していたはず。選挙を経ていない、党首会談で大連立を否定しなかったのは、なぜか。
(党首会談では)特措法の話から入った。安保政策、平和に貢献するということについて総理大臣が、今までの政府の考えを、憲法を180度転換する確約をしました。総理にとって連立が前提でしょう。
政治は国民のためにいいことをやるというのが、最終目標。年金でも農業でも、基本的な考えは全く違うが、我々の主張が一つでも実行できるなら、それもひとつの方法ではないか。政策協議をするというのはいいんじゃないか、ということを役員会に諮ったら反対だったので、やめた。もし、政策が実行できれば、政権担当能力が証明される。そうすれば、選挙に勝って、政権をとって、それによって二大政党制になると思ってやった。
引用もとアドアレス
http://www.asahi.com/politics/update/1107/TKY200711070286.html?ref=rss
http://www.asahi.com/special/071102/TKY200711070299.html
http://www.asahi.com/politics/update/1107/TKY200711070322.html
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