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次に紹介する『経済コラムマガジン』の三つの論評を読むと中々興味深い。
普段マスメディアに抱いている実感の一部に合致するものがある。
三つとも是非サイトに飛んで全文を読んでいただきたい。
───────────────────────────「日本のマスコミの権力指向」 経済コラムマガジン 05/2/14(377号)
http://www.adpweb.com/eco/eco377.html…(略)…
昔からマスコミは、政治的権力を奪取することに執着している。大手マスコミの実力者がグループを形成しているという噂が絶えない。「インナー」と呼ばれる仲良しクラブの存在である。「インナー」と呼ばれる談合組織を組織することによってマスコミが、一種の政治的権力を握ろうという魂胆である。森前総理に対する全マスコミの一斉攻撃などは、このような「インナー」の存在抜きには考えにくい。筆者は、01年11月20日の全国紙の朝刊の社説に注目している。「小泉首相は、守旧派の反体勢力の抵抗にひるまず、改革を断固つら抜け」と一斉に同じ内容の社説を掲げた。全ての全国紙が同一の内容の社説を掲げるなんて、偶然とは絶対に考えられない異常な出来事である。外国人から見れば、まるで日本の大新聞は誰かに検閲されているのではないかと思うであろう。このようなところにも「インナー」と呼ばれているものの影を感じる。
話はこれに関連するが、この全社一斉の社説から分かるように、大手マスコミは小泉首相の改革路線を支持している。これは重要なことである。どういう訳か揃って日本の大手マスコミは、今日日本人の中の負け組と言われている人々に対して極めて冷淡である。しかし小泉改革に賛同しているとすれば、それも納得が行く。
…(略)…
───────────────────────────「マスコミの暴走」 経済コラムマガジン 05/2/28(379号)
http://www.adpweb.com/eco/eco379.html…(略)…
マスコミ人には「前衛」という変なプライドがある。「民衆はばかだから、自分達がオピニオンリーダとして民衆を指導しなければならない」と考える(それにしてはマスコミ人は知識が浅く、軽率である)。したがって日本のマスコミは、戦前なら軍国主義であり、戦後は社会主義・共産主義であり、今日では小さな政府の構造改革派である。学者や識者といわれる人々も、簡単にこのマスコミに迎合するような主張を始める。彼等は、マスコミに干されないように、マスコミの奴隷となって働くのである。一億国民総玉砕
マスコミが暴走を始めると誰も止められない。戦前ならマスコミによる軍国主義の鼓舞である。当初、軍部や政府がマスコミを使って、国民の戦闘意識の昂揚を図ったかもしれない。しかし軍部も米国や英国との戦争までは考えていなかった思われる。特に海軍の主流派は非戦の立場であった。しかしマスコミとアジテータが一体となって、国民の戦闘意識を高めた。
軍部もマスコミと扇動者に煽られた国民の意向を無視することが難しくなった。いつの間にか国内で非戦論を唱える者は非国民のレッテルを貼られる風潮が出来上がった。当初、非戦の立場であった海軍も「国民のお金を随分使っているのに、戦わないとは申し開きができない」と開戦に同意することになった。開戦の報を聞いて、多くの国民は「これですっきりした」と開戦を歓迎したのである。これも国民全体が、マスコミと扇動者にマインドコントロールされていたからである。
戦後、マスコミは自分達が行った軍国主義の鼓舞を軍部や検閲のせいにしていた。自分達はむしろ被害者と居直っていたのである。「戦犯」については色々議論があろうが、マスコミと扇動者の責任は重大と筆者は考える。ところが卑怯なことに戦後は、一転してマスコミは戦前の日本を全否定する立場に変わった。戦前の日本には悪いところもあろうが、良いところも沢山あったはずである。こんなところにもマスコミ人の軽薄なご都合主義的な面が見られる。
…(略)…
───────────────────────────「格差とマスコミ」 経済コラムマガジン 06/4/17(433号)
http://www.adpweb.com/eco/eco433.html
世の中には表に決して出ないが、社会に大きなの影響力を持った人々がいる。世に言う「影のフィクサー」と呼ばれる人々である。以前、筆者は、日本経済復活の会の小野会長と一緒に、そのような「影のフィクサー」的人物の一人、Yさんに会ったことがある。我々は「財政支出を増やした方が政府の債務のGDP比率はむしろ下がる」というシミュレーション結果を元に、政策を積極財政に転換させる方策をYさんに相談した。Yさんは「いきなり政治家に動いてもらおうとしても無理がある」と、また「政治家もなかなか動かない」と指摘し、政治家を動かしたいのなら「まずマスコミを動かす」ことであるとおっしゃった。またYさんは「マスコミが動けば、自然と政治家も動く」のであり、その逆はないと断言された。そしてYさんからはいくつかのメディアを紹介してもらった。
…(略)…
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『経済コラムマガジン』
http://www.adpweb.com/eco/
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