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植草一秀元教授に聞く 痴漢えん罪事件と権力の闇(5)
2007年10月08日08時37分
インタビューに答える植草一秀元教授(撮影:高橋清隆、9月下旬)
【PJ 2007年10月08日】− (4)からのつづき。
◆ 事件の背景について
−『月刊日本』2005年11月号のインタビューで、旧長銀のリップルウッドへの落札疑惑を調べていたことが2004年事件につながったと感じていると吐露されているが。
「わたしは小泉政権を政権発足当初から明確に批判していた。事件の後、『はめられた』ということをずいぶんいろいろな人に言われて、考えていくとこのことも1つの背景として考えることができた。もう一つ、アメリカの虎の尾を踏んだのではないかと指摘する声があった。2004年までの経緯で言うと、旧長銀が破たんしてリップルウッドがそれを買い取る経緯が非常に不透明で、それをテレビ等でもはっきり言ってきた。それも危険をはらむことではあると感じてきた。ただ、事件との関連についての確証をつかんだということではない」
−旧長銀の落札は1999年9月なので、2004年4月の事件まで間が開きすぎているのでは。
「ただ、2004年年初めに新生銀行(旧長銀)の上場を認めるべきかどうかが国会でも問題になった。結局、2004年2月19日に見切り発車の形で上場が認められた結果、リップルウッドは巨大な利益を獲得した。そもそもリップルウッドへの落札が適正だったのかどうか、その点も新生銀行の上場に関する国会論議では問題とされた」
−2006年9月の事件についてはよく、りそな銀行のインサイダー取引疑惑を指摘したことが原因ではないかとの声があるが。
「りそなの問題については、2004年事件の前にも繰り返し言ってきた。2003年5月17日にりそなの救済が発表されたが、これは小泉政権の政策破たんを意味する。物事を正しく理解する方はわたしの主張を納得した。例えば、京大の間宮陽介教授などがりそな処理についてはわたしの主張が正しいと書かれたのを目にした。政府はこのりそな処理を金融改革の優れた処理として持ち上げる大々的な報道を展開し、2003年秋の総選挙では小泉改革が成功したかのように喧伝(けんでん)した。わたしが小泉・竹中政策が破たんしたことを明確に論証したのが非常に目障りだったとは思う。拙著『知られざる真実?勾留地にて?』に経緯を詳述しているので、ぜひ一人でも多くの人に読んでいただきたい」【つづく】
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