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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2007/09/27/01.html
福田康夫首相の国会指名から一夜明けた26日、国民新党の亀井静香代表代行が法相に再任された鳩山邦夫氏に対し「人間の資格もない!」と厳しく批判した。鳩山氏が25日の内閣総辞職後の会見で、法相の署名なしでの死刑執行を検討すべきだと問題提起したのを受けて怒りを爆発させた。福田内閣は皇居での福田首相の任命式と閣僚認証式を経て正式に発足した。
国民新党本部での定例会見で、亀井氏が再任された鳩山氏にくってかかった。
「ひどい時代を象徴している。人の命を軽んじるような者が法相に就任した。ボタンを押しておくと(機械的に)次から次へと殺されていくイメージで、人の命を扱っちゃっていいんですかね」と語気を強めた。さらにボルテージを上げ「法相の資格もなければ、人間の資格もない!鳩山は!!」とブッタ切った。これだけではおさまらず「任命権者にも責任がある」と怒りの矛先を福田首相へ向けた。
鳩山氏は25日午前の会見で「法相が絡まなくても、自動的に客観的に進むような方法を考えてみてはどうか。法相に責任をおっかぶせる形ではない方法がないかと思う」と、法相の署名がなくても死刑を執行できるように制度を変更すべきとの考えを示していた。鳩山氏は福田内閣での“再登板”が決まると、今度は「法相が総合的な判断をしないといけないということは分かる。何かいい方法がないか省内で勉強したい」とトーンダウンさせた。
鳩山氏の25日午前の発言について、ある自民党関係者は「総裁選で麻生太郎前幹事長の選対本部長を務めていたので、再任はないと思い油断していたのではなかったか」と指摘した。
警察庁出身の亀井氏は「冤罪(えんざい)の危険性がある」などを理由に死刑廃止を持論としており、01年から超党派の国会議員でつくる「死刑廃止を推進する議員連盟」の会長を務めており、鳩山氏の発言を右から左には聞き流すことはできなかったようだ。
亀井氏の挑発に鳩山氏は「死刑にならない法律体系ならば凶悪犯罪は増える。廃止すべきではない」との持論を展開し「まともに相手にするつもりはない」としている。しかし、同議連は長勢甚遠前法相に、在任中は死刑を執行しないよう「要請書」を手渡していることから、亀VS鳩の“直接対決”が実現する可能性もありそうだ。
[ 2007年09月27日付 紙面記事 ]
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