★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK42 > 119.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
2007.9.17(その1)
森田実の言わねばならぬ[565]
平和・自立・調和の日本をつくるために【380】
安倍首相の突然の退陣表明と今後の政局[5・完]
自民党はどこまで堕ちていくのか――いつまでも小泉構造改革の呪縛から脱することができない自民党に未来なし。新首相が小泉・安倍政治の継承者では自民党の再建・再生は不可能である
「脱皮できない蛇は滅びる」(ニーチェ)
--------------------------------------------------------------------------------
ポスト安倍の自民党総裁選は9月15日に告示され、麻生太郎幹事長と福田康夫元官房長官の2人が立候補した。投票日の9月23日まで論争が展開されることになった。
9月14日夜に麻生、福田の両候補は各テレビ局のニュース番組に出演し、それぞれの考えを述べたが、2人とも「改革を継承する」という。改革とは小泉構造改革のことである。その上で改革の影の部分に光を当てたい、と主張している。この点は2人ともほとんど同じである。両候補が、この考えを改めることなく総裁戦に臨み、どちらかが選出される(福田氏が選ばれる可能性が高い)ことになれば、自民党のトップが代わっても自公連立政権の基本政策は変わらないことになる。これでは自民党は変わらないことになる。
何のための総裁選か、ということになるだろう。
小泉・安倍政権で陽の当たるポストにつきつづけた麻生幹事長に小泉構造改革の否定を期待しても詮無いことかもしれないが、小泉政権の後半期と安倍内閣の期間を通じて無役を通してきた福田氏が“小泉の呪縛”から脱することができないとすれば、多くの自民党員は失望を禁じえないであろう。
自民党が小泉構造改革を否定できるか否かは、いま総裁選のほとんど唯一の最大のテーマである。“小泉の呪縛”から脱することができなければ、自民党は「頭」を取り替えただけで、中身は変わらない。反国民の姿勢を今後もつづけることになる。自民党は最後の再生の機会を失うことになる。
自民党が立ち直ることができるか否かの最大のポイントは、(1)小泉構造改革の否定(国内政策の転換)、(2)ブッシュ戦争大統領への協力をやめること(外交・安保政策の転換)の2つである。
福田氏に、これができないとすれば自民党は再建・再生のチャンスを失うことになる。
自民党の国会議員と全党員に問いたい――いつまで国民を不幸にする小泉構造改革をつづけるつもりなのか、と。
“小泉の呪縛”から脱することができないなら、自民党は解党すべきである。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03683.HTML
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK42掲示板
フォローアップ: