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2007.9.8(その1)
森田実の言わねばならぬ[538]
平和・自立・調和の日本をつくるために【363】
【7.29参院選後の政治情勢と政治課題(10・完)】
いまの日本の政治は深刻な危機に直面している。それは政治道徳上の危機である。国会議員とその事務所、政党員のモラルが崩壊している。平気で嘘をつく人たちが政治の中枢部にいる。平然として犯罪を犯す人々が政治家の事務所にいる。事態は深刻である
9月10日から始まる臨時国会を「政治倫理確立国会」にすべきである。昭和60(1985)年6月25日に議決した政治倫理綱領を再確認すべきである
「政治倫理の確立は、議会政治の根幹である」(政治倫理綱領)
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昭和60(1985)年6月25日、国会は「政治倫理綱領」を議決した。昭和58(1983)年10月のロッキード事件での田中角栄首相への有罪判決(東京地裁)のあと、国民の政治家の倫理崩壊に対する厳しい批判を受けて、国会は「政治倫理綱領」を議決した。だが、この「倫理綱領」はその後ほとんど守られてこなかった。1985年から後の22年間の日本の政治を振り返ると、モラルの低下はさらにひどくなっているように感ずる。政治家はもう一度この原点に立ち返るべきである。以下、「政治倫理綱領」の全文を引用する。
《政治倫理綱領 (昭和60年6月25日議決)
政治倫理の確立は、議会政治の根幹である。われわれは、主権者たる国民から国政に関する権能を信託された代表であることを自覚し、政治家の良心と責任感をもって政治活動を行い、いやしくも国民の信頼にもとることがないよう努めなければならない。
ここに、国会の権威と名誉を守り、議会制民主主義の健全な発展に資するため、政治倫理綱領を定めるものである。
一、われわれは、国民の信頼に値するより高い倫理的義務に徹し、政治不信を招く公私混淆を断ち、清廉を持し、かりそめにも国民の非難を受けないよう政治腐敗の根絶と政治倫理の向上に努めなければならない。
一、われわれは、主権者である国民に責任を負い、その政治活動においては全力をあげかつ不断に任務を果たす義務を有するとともに、われわれの言動のすべてが常に国民の注視の下にあることを銘記しなければならない。
一、われわれは、全国民の代表として、全体の利益の実現をめざして行動することを本旨とし、特定の利益の実現を求めて公共の利益をそこなうことがないよう努めなければならない。
一、われわれは、政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもって疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう努めなければならない。
一、われわれは、議員本来の使命と任務の達成のため積極的に活動するとともに、より明るい明日の生活を願う国民のために、その代表としてふさわしい高い識見を養わなければならない。》
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03656.HTML
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