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2007.9.7(その1)
森田実の言わねばならぬ[536]
平和・自立・調和の日本をつくるために【362】
【7.29参院選後の政治情勢と政治課題(9)】
国会は憲法改正のための作業をいっさい中止すべきである。民主党は自民党の憲法改正のための作業に関する提案は、すべて拒否すべきである
「鈍感と無神経とは暴力だ」(毎日新聞9月4日付朝刊3面「仲畑流万能川柳」、作者=池田気弱女)
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安倍首相は鈍感かつ無神経である。安倍首相は7.29参院選に示された国民の意思をまったく理解できていない。最近使用回数が少なくなったが、いまだに「美しい国」とか「戦後レジームからの脱却」とか「集団的自衛権行使への憲法解釈」などという愚かなことを口にしているようである。また、自民党内には、参院選前に考えたスケジュールに従って憲法改正作業を進めようとしている「鈍感かつ無神経」な右翼政治家がまだいるようである。救いがたい状況である。
参院選で明らかになったことは、第一に、国民が安倍政権を支持していないということである。国民は安倍政権の退陣を求めたのだ。
第二に、国民は「いま日本政府が最優先に取り組むべき課題は国民生活と地方再生である」との判断を下したことである。国民は安倍首相が主張してきた憲法改正などを優先させることを、拒否したのである。
本来なら、国政選挙で否定されたら、その政権は総辞職しなければならない。だが安倍首相はやめない。やめないだけでなく、安倍路線は否定されていないとの立場を変えていない。鈍感かつ無神経である、という以上に反省していないのである。
自民党内には、まだ憲法改正が可能だとの考えを変えていない議員が少なくない。最近は鳴りをひそめているが、民主党内にも憲法改正論者がいる。
自民党は、参院選後も憲法改正手続きを進めようと考えているが、あまりにも鈍感で無神経である。
7.29参院選の結果、憲法改正は不可能になった。参議院で憲法改正を発議できなくなったのである。国会はこの事態を認識して、憲法改正のためのいっさいの手続き、作業をやめるべきである。自民党は憲法改正を断念し、現日本国憲法を最大限尊重すべきである。(つづく)
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03654.HTML
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